木造|建築家の設計事例

荒壁といっても長野では竹ではなく葦を使うそうですが竹の方がいいということになり岐阜から運んで施主が編んだり、長野市まで土を買いに何回も行ったり来たり。
階段はスロープになり暖房はペチカこれも施主がレンガを積んでセルフビルド、何からなにまで普通と違った家づくりでした。

週末に趣味やアウトドアライフを楽しめるように計画をしました。敷地にゆとりがあり、自転車のメンテナンスができる広い玄関土間や中庭を設けることができました。ヤマモミジの植えられた中庭を囲むように空間が配置され、1階だけでも生活が成り立ちます。南側は山の緑が見え開放感いっぱいです。

工場本体に関しては、プレハブのパターンに合わせながら可能なことを引き出すやり方とし、ランドスケープに関しては地元造園業者と協議を重ねながら手作りで自然感を出す、という対照的な2チャンネル方式を同時並行的に行ないました。この方向性はクライアントの意図と合致していたと思います。

床面積は26.6坪と広くはありませんが、広がりのある空間を演出するため屋根のかたちをうまく使うことで平屋建てだけれど吹抜けをつくることにしました。
最終的には吹き抜けの一部はロフトになりましたが、南側の光が北側の部屋まで届き明るい空間をつくることができました。

東に広かる眺望を最大限活かす為に開口部に向かってメガホン状の空間構成にして、自然と視線が景色の方に向かうように設計しています。
また、冬の寒さ対策に内障子による断熱、サーマスラブによる全館暖房を取り入れています。

やや高床にした平屋建て。
軒の深い濡れ縁から庭を望むご夫婦の住まいです。

IDEA1:大理石柄のフローリングを比較検討して採用!
いろんなメーカーのフローリングのサンプルを取り寄せて、石目の表情や表面のツヤを比較しました。本物を見間違えてしまうほどのフローリングを採用しました。

「松伏の家」は農家の本家の隣に建つ子世帯の住宅です。
広大な敷地の殆どは田んぼで、ごく一部に「本家」、「陶芸教室小屋」、「倉庫・電気窯」そして今回新築した「松伏の家」が密集して建築されています。

ご夫婦が終の住処として、暮らしやすく庭を楽しめる家をご希望でした。
奥様のご実家があった敷地での建て替えでしたが、庭を大切にされてきたお父様の思いをうかがい、庭木や石などを再利用しての庭づくりでした。

家に住んでからあとにそこで何をしようかと、とてもたくさんのことを考えている施主さん。引き渡しの時点では、ご夫婦にとって家は完成したものではなく、それはまだなにも描かれていないスケッチブックのようなもの、そんな家を求めているのだと設計中に気づきました。

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