木造|建築家の設計事例

以前住んでいた社宅のようなワンフロアで、どこにいても家族の声が聞こえてくる家を希望されていました。

自然豊かな立地で、4世代が豊かに暮らしていけ、近所の人達や仲間も集まりやすい家です。

小さな子供3人が安心して暮らせるよう、そして成長を見守れるよう、平面及び断面計画を配慮しています。それぞれのスペースは、コンパクトにまとめながらも、ちょうど良い距離感を保つことで、ゆとりを感じていただけるプランです。

平屋建てで周辺環境に溶け込む形態とし、南側に広がる湖・緑・青空を内部へ取込んで生活をする計画としました。
LDKには小上がりタタミコーナーを設けてそこからも南側へ開けています。
ご主人拘りの趣味室は暗めの配色としたので、窓からの借景がより生きています。

親世帯と子世帯が心地よく暮らせる家づくりの提案をいたしました。
親世帯の寝室の配置、夜遅くなることもある子世帯の帰宅後の動線、年齢を重ねてきた親世帯が過ごしやすい動線などを分り易く説明いたしました。

今迄思い描いていたイメージを実現すべく要望・希望を長時間かけて精査をし、かつ営業が成り立つための予算を意識し、その中で最大限に表現した。

東側に6階建のRCマンション、南側には2階建の母屋がある敷地に対し、できる限りの日当たりを求めるため、南北に分断させた5層からなるスキップフロアを採用しました。

レッドシダー(無垢の木)の羽目板や、無垢フローリングなどの素材と
外観的にもマッチする建物プロポーションと少しの遊び心
その両立に苦労しました。

まわりの景色など眺望がいいところなので、窓の位置とか大きさをその風景を切り取る気持ちで設計しました。

家族三人の家族の家になりますが、個々の生活スタイルが完全に独立されていてLDK中心の間取りから個室中心の間取りに構成されています。20年間の月日の経過は、家族の生活スタイルだけでなく、スマホなどのインフラも大きく変化し中での一つの住まい空間となっています。まさにシェアハウスのような家です。

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