住宅|建築家の設計事例

「木の良さを生かしたい」、「友人たちと演奏を楽しみたい」、「将来は2世帯住も可としたい」ということが施主の希望であった。ゼロからやり直すという依頼であったので、使い勝手のケーススタディから始め30案近く作成して機能的整理をした。

5つの坪庭を持つ住宅
住宅密集地にあり、平面を凹凸にして、坪庭を作ることによって、通風と採光を確保した住宅

建坪9坪の中に、玄関・LDK・寝室・水回り・階段と多機能が納まる様収納などを立体に利用してシンプルにスッキリ生活出来るように工夫。
自然素材と調湿する壁・天井の仕上。木造3階建のしっかりした骨組み。防火性能にも注意した造り。

バリリゾートのような癒しのある暮らしを求められ、バリ文化の象徴でもある三角形の大屋根を持つ形状としました。

敷地形状に合わせ変形した平面形状・断面形状とせざるを得ないことから、構造形式は本来は鉄筋コンクリート造か鉄骨造を採用したいところであるが、コストや時間的な制約から木造3階建てにて計画、軸組み自体はとてもシンプルな架構に収斂させた。

奥様が喘息に苦しんでおられたので、幹線道路への抜け道になっている前面道路に対して開口部を制限して排気ガスや粉塵から室内環境を守り、また敷地境界線ギリギリに建っているアパート越しに暖かい日差しを採り込み、通風を得られるように、中庭を囲むようなプランを考えました。

国産材で作った木の家。合板ゼロ、自然素材で作った安全安心な住まい。

糸島市の別荘地に建つ鉄筋コンクリート造2階建の別荘。同じ別荘地内にある別荘の離れとして、執筆活動に専念できるプライベートな隠れ家が望まれた。急峻な崖とその下に広がる一面の玄界灘という自然条件に対して、人為的活動の結果としてのシェルターをどのように対峙あるいは馴染ませるかが設計のテーマとなった。

南欧風に改修してほしいという要望と、趣味のワインセラーを地下に設けた改修です。

建物の安全性にはかなり神経を使っています。崖地そのものを建物で抑える構造としているために、その土圧を強固で自重のある鉄筋コンクリートの基礎だけではなく、30本余りの鋼管杭にも負担させることでこの基礎を構造的に成立させています。崖地や傾斜地での建築では一番神経を使うところです。

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