住宅|建築家の設計事例

東側と西側の2方向に接道があるため、ある程度の距離感の確保と将来の賃貸スペースへの転用なども考えて、アプローチから別にした完全分離型の二世帯住宅を提案。勝手口を兼ねた通用口によってお互いの行き来をしやすくもしてある。

3面を道路で囲まれ、残る1面は隣接するマンションの駐車場であるために4面から丸見えであり、ある意味緊張感のある立地でもあります。

大きな台風が発生する地域でもあり、外殻には防風ネットを設置することができるなど2重構造の形態は地域の風土から生まれたものでもあります。

モダンだが冷たい印象にならない平屋建てのご住宅をご要望でした。

斜面を造成した古い住宅地の中にあり、約5mの高低差をもつ道路に面した敷地にこのアトリエ付住宅は計画されました。
近隣を考慮し2階建に見えるように造成地盤を掘り別の入り口を設け、地価のアトリエ部分を居住部分より独立させています。

風が通りぬけ、明るく、出来るだけ自然素材を仕上に使い、ずーっと家に居たくなるような家をつくりました

最大高低差12mという急斜面地に建てるにあたり、掘削工事を減らしてコストを抑えつつ、敷地の持つ高低差がそのまま空間に活かせるようなプランづくりをしています。
こちらもご覧ください→https://kentikusi.jp/dr/book/yasui/kskip

1階には3台分の駐車場を確保しています。2階は半分をテラスとし半分を寝室、書斎としています。寝室、書斎を母屋の2階とつなげるために寝室、書斎は一部を駐車場から跳ね出し、ブリッジにて接続しています。

外壁や内部主室もオリジナルの塗り壁仕上げ、杉板の下見張りや和紙張り、敷き瓦など昔から日本の住宅に使われてきた仕上材で構成されています。外壁・梁や柱にも及ぶ大規模な工事になりましたが、家に愛着を持った3世代が共に住み続けられる家に生まれ変わりました

高低差のある土地に建てるローコスト住宅。
外断熱とし、外壁は厚物合板による間柱無しの構法。内装仕上げも合板表しでコスト配慮。
外壁は小波ガルバリウム鋼板、一部アクセントの為スギ板貼りとしている。

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