ナチュラル|建築家の設計事例

大阪府吹田市に計画した新築住宅です。周辺は千里ニュータウンの緑に囲まれた郊外住宅地の一角にあります。道路側に前庭を設けることで、道路からのプライバシーを確保しながらも、「まち」に対してオープンな住まいをデザインしました。

当初平屋を希望。敷地と庭の比率を鑑みると物理的に庭の面積が少なくなるため、「平屋のような」フォルムで設計。
結果、2階寄棟のかぼちゃ束や、整形な形はコスト的にもデザイン的にもクライアントに大変満足いただける結果となった。

強い構造にするために、1階は頑丈な壁式構造のRC造とし、
上には軽い木造が載る混構造を採用しました。
連続した和室とDKで26帖の空間を確保、20帖近いルーフバルコニー、
木造の小屋裏を活かした高い天井とロフト、RC造で防音を確保した音楽室など、

高木に囲まれたなかで建物が主張しすぎないように心がけました。お客様も多いので、玄関から2階への階段・吹き抜けをドラマチックにデザインし、外部ではなく内部に華があるよう意図しました。

収穫物を大量に転がしておけるくらいの土間や洗い場、そして多くの親戚が集まれる仏間、とは言うものの使い勝手に応じて仕切り方で変化させられる間取り。

ガラスカレット入りの現場配合の左官外壁と桁行方向に流れる片流れ屋根が内部空間の特徴を象徴しています。内部もオリジナル左官、チーク無垢フローリング、自然塗装等で仕上げています。

玄関アプローチから堀座卓に至るまで、日常生活動線で外とのつながりを回遊するかのごとく愉しむプランです。床下~全館暖房システムも採用しています。造園・外構デザインまで手掛けました。

お施主様と一緒に、土地探しから始めました。
利便性、予算、お子様の学校等、家族みんなの思いをかなえる土地探しに1年半の歳月をかけ、希望の土地に出会えました。
コスト、耐久性、遮熱性などのCPの高い金属サイディングを採用しています。

依頼者の建て替えの一番の希望は、冬は寒さを感じない「あたたかい」住まいを実現することです。そこで、この家の骨格は、メインの画像の説明文の内容のように年間を通し大胆に太陽光・風と心地よく付き合える家となっています。

キッチン廻りのものをはじめ、仕事や趣味、衣類に至るまで、いろいろなものを収納するため、いろいろな奥行きの収納で部屋の外周部をぐるりと囲む事を提案しました。
収納の扉は窓の目隠しを兼ねているので、カーテンやブラインドが不要になりました。

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