第八章・住宅密集地

住宅密集地

利便性がよく意外と安い土地もある住宅密集地

 
「安い土地に住みやすい家を建てる方法」の中に住宅密集地を含めるかどうかは迷いました。
住宅密集地は利便性の良い場所が多く、坪当たり地価は高い場合もあるからです。
しかし、住宅密集地には下記のようにデメリットがある土地が多く、その分、意外と安い価格で買える場合もあります。
そのため「安い土地に住みやすい家を建てる方法」の中に住宅密集地の項目を作ることにしました。
 

住宅密集地のデメリット

 

隣家が近い

住宅密集地は多くの住宅が密集して建っています。
そのため隣家が近いというデメリットがあります。
 
民法234条では隣地境界線からの距離を下記のように規制しています。
 
民法234条
建物を築造するには、境界線から50センチメートル以上の距離を保たなければならない。
 
しかし、民法236条に下記の条文があります。
 
第236条
前二条の規定と異なる慣習があるときは、その慣習に従う。
 
ということで実際には住宅密集地の場合は、境界線から50センチメートル以下の距離で建てられている場合が多々あります。
特に商業地域などの場合、お互いに了解の上、工事できるギリギリまで隣地境界線に近づけているのが現状です。
隣家が近いことで下記のような様々なデメリットが生じてきます。
 

プライバシーに注意が必要

リビングの窓を開けたら、隣の家の窓から丸見え……みたいな間取りにしてしまうと窓を開けることができなくなりかねません。
家を建てる場合には位置などに注意を払う必要があります。
 

日当たりが悪いかも?

住宅密集地の場合、南側に広い庭を取ることも難しいです。
南側の隣家も上記のような事情で隣地境界線に接して建てられている場合があります。
そうした場合、日当たりが悪くなります。
 

風通しが悪い

住宅密集地の場合、北側・東側・西側も隣家との距離が近い場合があります。
自然に家全体の風通しは悪くなります。
 

防火に注意が必要

自分の家と隣家との距離が近い場合、隣家が火事になった場合は延焼してしまう可能性が高まります。
その上、住宅密集地は狭い道路が多く、大きな消防車がスムーズに入れない場合が多いです。
そのため、住宅密集地で火災が発生してしまうと周辺一帯が延焼してしまう可能性があります。
防火対策には注意が必要です。
  

敷地が狭い場合が多い

住宅密集地の場合、相続などによって分割された小さな土地が多くなってなっています。
販売されている土地も小さい土地が多いようです。
 

住宅密集地のメリット

 

利便性の高い地域が多い

住宅が密集する地域は、一般的に生活の利便性が高い地域が多いです。
利便性がいいから人が集まってくる。
だから住宅密集地になると言えます。
もともと、環境の良い郊外だった地域でも、駅などができて利便性が高まると段々と家が立ち並び、数十年後には住宅密集地になってしまう可能性があります。
 
 

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