木造|建築家の設計事例

 元々この角の敷地には古くから建っていた立派な家があり、それを継承したかのような存在感のある家。1階、2階のLDKともに、1日中太陽の光が差し込みとても明るく、温かい空間になっている。

津山市郊外に竣工した「林田の家」は、70坪の母屋の隣地に、施主のご両親をお迎えする住まいを計画し、二棟をギャラリーで繋いだ住宅である。 

はじまりはインターネットの問い合わせからでした。
工事はオーナーさんの知り合いの工務店が担当しました。

川崎の分譲地に計画されたこの住宅は、敷地が道路から約2.5m上がった高台にあり、眺望が良いのですが、斜線制限が厳しいため、高さが制限されました。そこで、眺望を生かしてメインの居間を2階に配置し、切妻屋根を生かした天井とすることで、変化のある快適な居間が生まれました。

子供を感性豊かに育んでくれるような、温かみと面白みのあるコンパクトでありながらダイナミックなプランとしました。間口方向と奥行方向のモジュールを変えるなど、材料の寸法を考慮しコストダウンも図りました。

ご高齢のお母様は、車イスでの移動なので寝室やトイレ、洗面、浴室の動線を単純化しました。省エネ住宅をコンセプトに設計、1階は夏の日差しを遮るため外付けブラインドを採用。2階は南のひさしを大きく出し、日射を遮る外観にしました。

周辺環境に調和するよう、木造・杉板張りとして、大規模な造成工事は行わず、傾斜地を活かした構成としている。
メインホールと和室棟は明確に分離し互いに干渉しないよう配置している。和室棟は眺望と日照条件に優れた位置に配置している。

家族構成の変化に合わせて間取りを変更するフルリフォームと耐震改修を行いました。

コストを抑えるため、またもともとの風合いを設計に取り込むために、既存擁壁をそのまま残し建物荷重がかからないよう距離をとる建物配置計画としました。高低差をいかし、高い方の敷地1階のリビング・ダイニングからと、2階の主寝室から海が眺められるようプランニングしました。

解体から家具製作を含めて10万円を切る総予算で実現しました。

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