建築家の設計事例

「他にはない、地域に開かれたデイサービスにしたい!」という事で、何回も会議を開き、お施主さんと一緒に悩み、計画から建設まで3年という年月がかかりました。

□計画にあたって
画像診断のためにここへ訪れる来院者は大きな不安を抱えています。機能優先・動線重視の病院施設において、暗くなりがちな待合スペース。そこで待つ来院者の不安を少しでも和らげることをテーマに「外光が射し込む明るい木造のクリニック」を目指しました。

車庫を地階にして土地の有効活用を計画しました。大きな中庭を囲み子世帯と親世帯を分けてそれぞれから景観を楽しめるようにしました。

敷地は熊本市中心部からやや東、幹線道路から50Mほど奥の住宅街に位置する。周辺は戸建住宅が立ち並ぶ比較的良好な住環境であるが、4M道路を挟んだ南側に高さ4Mを超える擁壁があり、その上に3階建てのアパートが立ち並ぶ。このため、建替え前の住宅は冬季、全く日照が届かない状態であった。

敷地は北西方向に海を望める別荘地的な環境なので、夏の西日対策と相反する開放感のバランスを考え、軒の出、高さ、引き込み簾障子、軒先き簾等々考慮しました。

旧東海道沿いのむくり屋根の家づくり。
街道に沿って伝統的な日本家屋が建ち並ぶ土地の風情・秩序を大切にし、建物内部に車庫を配置、そしてその奥に広々とした居住スペースと庭を設けました。

木組み・土壁の家

リノベーションはまず一部解体をして、現在の構造状態を確認することが大切。構造の補強をして大空間を実現しました。集会室は内なる心に向き合う場所。空間を広く、そして無限に感じながら精神的には狭く意識出来ること。

戸建て感覚のメゾネット、上下階ともに自宅の空間なので音の問題も低減します。1階は電動シャッター付ガレージを完備、愛車を風雨から守ります。

リゾート気分を満喫する為に、シューズクローゼットのある家族の玄関とゲストをお迎えする“おもてなし”の玄関に分けました。

M10-House「オブジェのある家」は、福岡県福岡市の都心の住宅やマンションが密集している2面道路の角地での設計計画です。

二つの建物の間に屋根付きのパーゴラをかけ、スロープのアプローチとしています。
将来車椅子になった場合には役に立つはずです。
2 階には奥様と共用できる大きな書斎を設けました。

もともとは、「旧福知山信用金庫、広小路支店」として使用されていた建物の再生事例で、1階部分はレンタル可能な多目的スペースとしての整備が図られ、地域住民にコミュニティースペースを提供しています。
2階部分は古本とカフェを楽しめる空間「モジカ」。

木製格子や石のランドスケープ的な処理など、従来の工場建築に無縁のものを付加することにより、意外性と柔らかな空間を生み出すことができ、期待に応えることができました。
又、特殊工事の施工者手配や他者との協働行為もうまく遂行できたと思います。

明るさとセキュリティに重点を置きました。

香川県高松市に計画された木造平屋建ての整骨院である。
元プロ野球トレーナーでもあるクライアントの御要望は、治療の為のスペースだけではなく、ストレッチやトレーニング、セミナー等にも利用可能な多目的スペースをつくる事であった。

明るく、広い中庭と、美しい丸屋根が印象的です。
LDKを吹抜けとして階段をかけ、上下の移動も愉しいお住まいです。

人口減少による都市の集約化が課題となっています。これからの都市型住宅のありかたを模索しました。街中にありながら、プライバシーに配慮した落着いた空間を心掛けました。

建物は大きな片流れの屋根フレームの下にL型テラスを配するシンプルな構成。渓流のせせらぎが聞こえる西側に犬といっしょに使える浴室を配置、ここからテラスへとつながる動線を確保し、天井の低い北側に水回りを集約しました。南側谷間への眺望の開けるリビングはテラスを介し庭につながる大きなガラス開口です。

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