住宅|建築家の設計事例

別荘としての機能と併せて永住した時のことや親との同居を考えて、家族の気配を感じられるように考えました。家の中心にある土間は上部に吹抜けを持ち上下階の気配を繋ぎます。敷地の形状はほとんど変えずに当初のままの傾斜で、樹木の伐採も最小限に抑えました。

クライアントご家族にとっての和み軒の家とはどんなものかと、土地を見ながら考えました。
旗竿敷地は道路に面している部分が小さく、奥に入っているために、車の通行、喧騒から離れ
静かな環境という良さがあります。

この住宅は「GarageHouse」という名前の通り、ガレージと家が一体となった住宅です。
車を愛するご夫婦が愛車(旧車)と共に暮らす為に、3人の男の子達の為に住宅の新築を考えられました。

 間口6m奥行18mのウナギの寝床の用地に建てる今回の計画では、町家スタイルがピッタリでした。町家・民家が大好きなお施主様は、新築で町家のイメージを出せる方法を選択しました。真壁構造で、その構造材にワビスケ(新しいベンガラ塗料)を塗って、構造をあらわしにしました。

複合した用途の調整だけでなく、法的な規制により外形がかなり制約を受ける中で、効率的にスペースを配置。床スラブと壁に球体ボイドを配することで、建物の軽量化を実現し、基礎(杭)の負担を減らすことで建設費の減額を実現しました

満月の暦を一年通して調べ、山から出る方角を確認した。
子供の体に優しいように自然素材をふんだんに使った。
押入れと照明を一体化して、部屋の雰囲気を気持ち良いように工夫した。

その他、技術面の風とか日当たりとか音等は当然建築家であれば考慮する。

道路側や隣接する住宅側に対しては、適度に視線を遮るべく慎重に壁を配置し、一方、2階のリビングから駐車場にまで繋がる大きく軽やかな鉄骨屋根による軒空間は、敷地の北側に位置する公園への眺望をつくると共に、内外に連続する生活空間を柔らかく包み込み、敷地周辺の環境を最大限に取り込んだ、豊かな生活の場を

以前に水に浸かった経緯のある土地ゆえに、その対策として高基礎を採用し、床を地面から1.0m以上持ち上げています。

南の道路より低い敷地のため どうしても1階の陽当たりを確保することが大前提になりました。
南に小屋まで通った大きな吹き抜けを造り ここから1階までの陽を取り入れています。
バルコニーの木の手摺や木のフェンスは自然塗料のセルフビルドです。 

リビングに階段を取り込み、吹抜けをクッションに2階の個室との繋がりと1階全体に光を取り入れる空間を提案。
キッチンへは水回りからもアプローチでき、回遊性のある動線で家事仕事にもストレスのない間取りとしました。

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