でんぐりむしの家

●設計事例の所在地: 
千葉県千葉市みどり区
●面積(坪): 
175.67㎡(53.0坪)
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

郊外の住宅地に建つ、鉄骨3階建ての玄関と浴室を共有する二世帯住宅です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

ほどよく距離感を保ちながら、「繋がって棲む」ということがクライアントから与えられた命題でした。
あとは「すべてお任せするので、予算内でお願いします」とのことでした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

二つの家族を上下2つのフロアに分け、浴室と玄関を共有する形式をとりました。
それぞれのフロアに要望に応じた面積の部屋を並べ、その面積差を利用してできる「スキマ=吹抜」を繋げてお互いの気配を感じることのできるような住宅を提案しています。

こうした操作の結果導き出された曲面状の屋根がつくり出す内部は、視線の交錯を極力抑制しながら、上下階の光はうっすらと相互に表出し、緩やかな弧を描く天井にそって流れる風を感じることのできるような空間になりました。

実際に目と目を合わせることがなくても「包み込まれるような」感覚、一体感をこの家に棲む一人一人がイメージとして感じることができるような住宅を目指しています。

コスト面では、流通事情にまで斬り込み、徹底した合理化を図り、鉄骨造としてはかなりのローコストで実現しました。

その他の画像: 

西側道路面。
玄関は東西に通り抜けられるようになっています。

東側道路面。
車はこちら側に2台停められ、自転車も一緒に置く事ができます。

東側の夜景。
大胆なガラス面により、店舗に間違われることも多いとか。
2階ガラス面の最下層は磨りガラスになっていて、通りからは直接生活の様子が見えないようになっています。

1階。ご両親のLDK
ウッドデッキとフラットに繋がり、庭へと続く開放的な空間です。

階段室はそのまま覆い、階段下も有効に使え、空間にもアクセントをもたらします。
階段室を覆うことで、2階への動線が気兼ねないものになっています。

曲面の屋根/壁面に沿って出来た吹抜。
視線は交錯しませんが、伝わる音がお互いの気配を伝え合います。

ご両親が高齢化した際は、子世帯から程よい距離感で1階の様子を見守れます。

2階。子世帯LDK
東面にはバイパス道路があり「対岸」まで50メートル以上の距離が有るので、大きな開口部と共に開放的な生活空間になりました。

3階の「カクレガ」へは専用階段で。
空への視線がアチコチへ抜ける、開放的な空間です。

「カクレガ」からは空中に浮かぶプライベートテラスへ出られます。
屋根の上にチラッと顔を出すテラスでは、夏はパンツ一丁でビールを飲めます。

ワンルームの子供部屋。
可動間仕切りになる衝立を用意し、お子様の成長にあわせてフレキシブルに使えるようにしました。
壁一面をOSBボードにして、絵やお習字、プリント等を気にせずバンバン掲示できるようにしてあります。

設計者

ユーザー 星設計室 一級建築士事務所 星裕一郎 の写真
オフライン
Last seen: 1ヶ月 2週 前
登録日: 2012-07-24 10:29

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