シンプルモダン|建築家の設計事例

山の林の中の敷地に案内されて初めて感じたことは、日本独特の仄暗い静かな美しさでした。この環境の中に明るく静かな抽象的な空間が作れないだろうか・・といったことが計画の中心となりました。

ガラスカレット入りの現場配合の左官外壁と桁行方向に流れる片流れ屋根が内部空間の特徴を象徴しています。内部もオリジナル左官、チーク無垢フローリング、自然塗装等で仕上げています。

施主がこだわりを持っているだけに、当方もでティールに気を使いました。予算的にも十分になく、まして施工業者が変わったのでコストが必要以上にかかりました。ただ、材料など安く仕入れる関係を知っておられたようで、その面はお任せしたことでデザインに集中できました。

昔、奥さんが土間の有る民家に住んでいた事から、住宅の中心に吹き抜けの有る土間を配置して、土間を中心に家族がコミュニケーション出来る家にしました。

家ではゆっくりくつろぎたい、との想いから中庭として閉じられた中に開放的な空間を設置しました。

切り妻の単純な家型をしたボリュームと、その半分のボリュームからなるこの二つの家は、中庭を挟んでひとつになっています。

●100坪の敷地に計画された建坪40坪、延坪48坪の木造2階建(基礎:鉄筋コンプラストコンクリート造)の専用住宅
●玄関ホール~納戸~インナーガレージ~LDK~玄関ホールとぐるりとつながる中庭を中心とする家
●バリアフリーでつながるデッキのある中庭

用途地域が第一種住居専用地域であるため、容積率が厳しく、総二階ができないことを生かして、LDKを平屋として斜め天井とトップライトを設けました。

80歳を過ぎた女性のための家です。

三角形という変形地に立つ家ということを感じさせない平面計画を採用しています。
L字型に展開するLDK、そしてLDからつながるデッキテラスによって、驚くほど、明るくて、開放的な家を実現しています。
プライバシーに配慮した外構計画も魅力の一つです。

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