建築家の設計事例

カフェとオフィスの融合を目指したプロジェクトです。エントランスを入ってすぐのスペースは、カフェエリア、奥はオフィスエリアとして、前庭、中庭、後庭をとり、自然を感じられるようにしました。シンプルで素材の強さや粗さを楽しめるような、素材選びをし、レンガや木材は、再利用材を使用しています。

都会暮らしのご夫婦が退職を機に、ご主人の懐かしい生家を終の棲家として暮らせるように、耐震補強と住宅設備の充実は当然ですが、寒くて暗い古民家を、暖かくて明るく、開放感があって、それでいて懐かしさがこみあげてくる優しい住宅にリノベーションしました。

座席数を増やすために増築をし、垂直可動建具によってよって座敷席を仕切ったり繋げたりして、少人数のお客様から15名程度の団体客までに対応できるプランニングとしました。外観は縦ルーバーを用い、下からの間接照明で光の演出を行いました。

別々の部屋になっていたリビングとダイニングキッチンの壁を取り、約30帖の大空間のLDKに改修しました。天井を勾配天井にし、上部への広がりを確保しました。間接照明を利用した幻想的空間です。

№33の建物は、東経133度33分、北緯33度33分を記念した”地球33番地”のモニュメントの対岸に位置します。
敷地へ接道する道路の北側には、高知市の市街地を貫流する江ノ口川が流れています。

小布施町の中心の街道沿いに位置する。
景観を豊かにしたいとの思いから、道路沿いは階高を抑えた、伝統のつくりを重視しつつも、新しいデザインと技術を付加し、時間の流れの今を照らす外観としている。

構 造:木造
用 途:専用住宅

緑の環境づくりのため建物の延長として大きなフレームを設けました。このフレームを利用して緑化のワイヤーを取付けています。ワイヤーに絡んだ植物は、夏は広げた葉が陽避けや家族間のソフトなプライバシー確保に役立ち、冬は葉が落ちて暖かい日ざしを室内に導きます。

古い住まいの建て替えです。思い出を残したいということで、庭の大きな椎(しい)の木をシンボルツリーとしてアプローチに取り込んでいます。また、ご先祖さまから引き継いだ荷物が多いことから、収納をたっぷり確保しています。

愛情込めて手入れしている庭をより身近につなげてあげることを考えて計画しました。

鉄筋コンクリート造の共同住宅です。

「自然素材と通じるものが感じられる」として、コンクリートを好まれていましたが、予算的にRCという選択肢は採用できませんでした。
木造ですが、急傾斜に対応する基礎・階段の見せ方や素材感で環境とのマッチングを図りました。

都内大田区に計画した木造3階建の一戸建住宅です。
将来自宅でもお店を構えられるようにとの要望を受け、1階部分を店舗に転用できるよう、内部に構造耐力壁をなくし、間仕切り壁を撤去可能な建築構成としました。

限られた敷地・高さ制限のなど制約のある中、
小さいからこそ生活を営むための工夫が生まれます。
11坪の土地に建坪9坪、延面積21坪の小さなおうちに
クライアントと両親の3人暮らし。
80歳を迎える両親の生活すべてが1階で賄えるよう、

大阪市鶴見区、古い住宅密集地の20坪弱の敷地に建つ30代の夫婦と二人の子どものための家である。前面の道は建築基準法上の道路ではなく、43条ただし書きによる通路として許可を受けることで建築が可能となっている。

敷地は南北軸に沿って長い形状です。
建物を南北に敷地の中心に置くことで東西に庭を配置しました。
こうすることで太陽光が東西均等に当り、明るい庭に挟まれた居住空間が生まれました。

計画場所は実家の和室です。
座敷としての機能は8畳間で十分になっていたこともあり、
小さいほうの6畳間を板間にすることにしました。
将来、母が1階で生活するようになった時の寝室も兼ねています。

38㎡という狭い変形敷地に最大限のスペースを確保しつつ、風が通り、光を潤沢に享受できる空間をつくりました。らせん階段のある吹き抜けが大胆な空間を構成し、狭さを感じさせません。
RC4階建て 91.8㎡

住まいづくりはクライアント、設計者、現場監督、職人がこだわりをもち一緒につくりあげるところに楽しさや満足があります。
楽しさがあれば最大限自分たちの力を発揮できるのだと思います。
クライアントと設計者は話し合い最良の選択をします。

全体としてはコンクリート打ち放しの建物なのでソリッドなイメージをいかにソフトにするかが外観のデザインのポイントでした。
曲線を持つ屋根を使うことで解決したと思っています。

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