ナチュラル|建築家の設計事例

建設地は、大家族ための十分なボリュームの住まい空間を建てることのできる土地の広さがあります。平屋であれ2階建てであれ、様々な可能でありますが、コストを考慮すると自ずと絞られてきます。そんな大家族の住まい空間の構成は、ワンルーム空間の中に6枚の床が互い違いに重なったスキップフロアの家です。

中庭と吹抜けを設けた間取りプラン。
ヒノキの柱と無垢材の内装。
木造の在来プラス外周を構造壁にした、強靭な構造を持った住宅です。

敷地は南北方向に長い矩形で広さは約30坪です。通り抜けできない道路に接した静かな環境で、南側からも日当たり良い2階建ての住宅です。
建物は玄関ホールを中心に配置することで廊下をなくし、生活の動線はキッチンを中心に廻ることができるので、家事にも便利なプランになっています。

都内からの御宿への住み替えということで建築地と距離があったため、現場監理の際はできるだけ一緒に来ていただき、家づくりの進捗を感じて頂きながら建築していきました。お引渡し後に連絡した際も御主人が日曜大工で家具を造作して楽しく暮らしているとのお話を伺い、とても満足いただけているように感じました。

床面積26坪とけして大きくない住宅ですが、視線の抜けを意識し、面積以上に広く感じられる空間となりました。
仕上げ材については、外部は左官仕上げ(そとん壁)と板張り、内部も床が無垢フローリング、壁が漆喰塗り、天井が板張りと自然素材を使っています。

旦那さんは整頓好きで、趣味室はお店のようにキレイにディスプレイされた空間になっています。
奥さんはカゴ好きで、キッチン、ダイニングまわりは見せる収納で素敵に飾っています。

和室で遊ぶ子ども達を見ながら食事を準備する。キッチン、洗面所を通して勝手口から顔を覗かせるワンちゃんに声をかける。デッキテラスから広がる庭は癒しのスポットとなり、時にはコーヒーの香りに包まれながら友人との語らい・・・。
"キッチンを中心に、楽しい多彩な暮らしが広がります。"

山裾の小高い場所に建つ住まい。元々、ここにはお寺の隠居所がありました。その茅葺の控えめな建物は、里山と調和した佇まいや隣のお寺の堂宇との関係がとても好ましいものに思えました。そこで建て替える建物もその「好ましさ」を受け継ぐことにしました。設計のポイントは三つ。

「4LDK+S」というハウスメーカーなどでもスタンダードな構成ですが、そこはひと味違った心地よさを目指した空間構成になっています。
 家の中心にレイアウトした階段室は、太陽光や自然風を取込む空間でもあり、全館循環暖房方式による空気循環ルートでもあります。

南北に4.5mの視線の抜けを貫いた「解放的な住宅」としました。

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