木造|建築家の設計事例

お住まいの奥さんが、時間毎にどの様に過ごされているかをお聞きして、朝から夕方まで移り変わってゆく日なたの場所を追いかけながら、間取りを合わせて計画されています。

□計画にあたって
画像診断のためにここへ訪れる来院者は大きな不安を抱えています。機能優先・動線重視の病院施設において、暗くなりがちな待合スペース。そこで待つ来院者の不安を少しでも和らげることをテーマに「外光が射し込む明るい木造のクリニック」を目指しました。

もともとこの敷地は小高い丘の一部で数年前まで緑豊かな森だった。近年、開発が進み、周辺は住宅地化されていったが、この敷地は無造作に造成されていた為か取り残されていた。

玄関ホールにどのように光を取り入れ、向かい入れるか、
窓の計画を丁寧に考えました。

空間構成等はもちろんのこと、断熱材に至るまで自然素材にこだわった、どこにいても心地よい家。

川越の青い空に「白」「黒」「シルバー」
小さいお子さんが3人居る家族のお家です。
南側には、みんなが集まる部屋と水周りを配置。北側に子供部屋を配置するデメリットをメリットに代えることに挑戦。

南北に細長い敷地。地区の規制が厳しい中、形態制限いっぱいに建っています。
内部空間では動線と光や風を南北に通すこと。光に向かう視線の抜けをつくることで、面積よりも広く感じられる空間に仕上がりました。

メインに使っている素材は杉という素朴な材木ですが、壁は薄白く塗装するなどして、あまり山小屋風にならないように気を配りました。
愛犬のトイレコーナー、足を洗う場所など、よく規模を伺って適所を検討しています。

オーナーの希望は南の庭からの光を十分取入れ、庭と一体になる住まい方ができる住宅でした。庭に面して8帖の広間の茶室を中心に動線を組立てました。賃貸住宅は北側の道路より直接アプローチでき、相互のプライバシーが完全に確保できます。本格的な茶室をつくりました。

木目のグラデーションをきれいに見せるため、製材所まで木材を選定に行き、現場で並べて木の色のバランスを事前確認しました。

ページ

木造|建築家の設計事例 を購読