木造|建築家の設計事例

北海道の寒さにも充分対応可能な高断熱、高気密の住宅とした。冬の気候の厳しさに合わせて、外壁はタイル貼り、屋根は片流れとした。外壁の断熱は充填断熱に外断熱を付加断熱としたため、極力ヒートブリッジが内容に外観の凹凸が無いようにした。

建築計画中にご長男を出産されるなど印象的な期間でした。
中庭をコの字で囲むように建つ家。
くるみの木のフローリング・漆喰壁・木製サッシと自然素材たっぷりの家になりました。

IDEA1:大理石柄のフローリングを比較検討して採用!
いろんなメーカーのフローリングのサンプルを取り寄せて、石目の表情や表面のツヤを比較しました。本物を見間違えてしまうほどのフローリングを採用しました。

東からの風を取り込み、
室内の奥まで光が届く、
隣家のリビングと視線がかさならないような
窓の配置になっています。

朝日が廊下の奥まで届き、
気持ちの良い朝がむかえられます。

開口部を大きくとって冬の日光を沢山取り入れて、夏は日光を「軒の深さと袖壁」によって遮断できるように工夫しました。一般的に「開口部の大きい建物は耐震性に劣る」場合が多いですが、この住宅は「サッシの内側に筋違を入れて耐震等級3を確保」してあります。

 家の中に入ると、広々とした玄関、明るい雰囲気のリビングが迎えてくれます。そして、リビングの高い吹抜が解放感を感じさせます。

通りの多い角地に建つ家 床面を道路からあげることで道路からの目線をきった 壁面を収納 間仕切も収納することでワンルームでありながら3LDKに変化する 外壁面に地場の杉板を使い黒い箱とした

43条但し書きという厄介な許可を取らなければならない物件なので心配されてました。役所、近隣等々丁寧に時間をかけて取り組ませて頂きました。

土地は道路から3m高く、東側隣地は3.5高いという何条件の場所でした。総予算のなかで建築可能な工法を探り探りようやく完成した夢のような住宅です。

何の変哲もない家屋から、ワインバーとしての非日常空間を生み出すことに工夫を要しました。

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