木造|建築家の設計事例

平屋の住まいでも天井を高めにして日当たりを確保。ビルトインガレージもあり。

旗竿地ながらも高台に位置し、隣の公園の樹木、遠景には丹沢山系や富士山が眺められる好立地の場所であったため、このような快適な空間ができた。

敷地はJR日立駅より徒歩15分程度の住宅地に位置します。はじめて現地を訪ねた道中、日立製作所をはじめとする工場を多く見かけました。敷地の隣にも中規模の工場が建っており、切妻屋根の工場建築は、この地域では日常的な風景であり、この街を象徴する‘カタチ’であると感じました。

ローコストでのリノベーションを望まれながらも、オーダーキッチンの部分は譲れない。という条件が当初から明確だったため、予算的にも大きいオーダーキッチンから決定して、その他の部分を設計しました。

母屋と下屋の関係や、縁側と庭、玄関アプローチと室のレイアウトなど、和風建物の作られ方を読み解いた上で、今の時代に合うよう、バランス良くデザインしました。

川を眺める景勝地を見つけたので周囲の自然を楽しめる住宅を考えてくださいというご依頼でした。
下見に土地を見に行くと雑草と雑木でとても川を眺めることが出来ませんでした。

道路に囲まれた土地ですので、多くの方は外からの視線を気にされると思うのですが、敢えて外に開くことで、近所の方や通行人の方と良好な関係が築けるだろうし、側道は幸いにも車は通らないので、そこを庭として建物に取り入れることでこの狭い土地で豊かな暮らしが実現できるはずだと考え、今のカタチになりました。

依頼者の家族の時間を大切にしたいという思いを大切にして設計しました。
自由な使い方が可能な長い棚と土間のあるLDK、配置された箱を移動することによって変化する子供部屋など、家族の成長と共に変化しながら家族みんなで楽しむことができる住宅が完成しました。

家族間のコミュニケーション

「楽しい家、個室に閉じこもらずリビングに家族が集える生活、光や風など自然を身近に感じる事の出来る家」そんなクライアントの気持ちを形にしました。
敷地は川沿いの扇状をした南西に開いた角地、川を挟んだ向いは雑木林の繁る斜面の上に生活道路がある環境でした。

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