共同住宅|建築家の設計事例

もともとご両親がお持ちであった土地に、オーナー住居と賃貸住宅を合わた建物を建てるということで、相談されました。初めての賃貸経営ということで、はじめはワンルームマンションでよい、と言っておられましたが、自分は40平米のメゾネット型賃貸を提案しました。

階段
東向きの出入り口をくぐると、光と風を心地良く感じられる階段が、
入居者にとって、訪問者にとって、豊かな空間に。
おぉっ!
わぁ〜。
と思ってくれると、うれしいです。

ファミリータイプとワンルームタイプがMIXされた共同住宅(賃貸)です。
1階部分は杉型枠コンクリートの打放し、2~5階部分はタイルと吹付のコントラストのある仕上を用い、小洒落た雰囲気を醸し出しています。

改修した二つの住戸は少しずつ間取りを変えています。
より多様なニーズに対応するためで、賃貸住宅としての受け皿を大きくすることを考えました。
また地上げの種類も住戸ごとに変えることで雰囲気の違いが出ています。

細長い敷地にいかに多くの部屋を取れるか、かつ魅力的なアプローチ、共用空間を求められました。
アプローチで敷地中央に引き入れ、2つのボリュームの間にエントランス、階段空間を取るとで、画一的な外廊下型共同住宅とは違った魅力を引き出すことを意図しました。

間口が狭く細長い敷地にオーナー住宅と賃貸2戸をどのように納めるかが課題でした。
1,2階をオーナー住宅に充て、3,4階の賃貸住宅へのアプローチは敷地に沿った屋外階段で3階に玄関をまとめて取り、4階へは内部階段で上がっています。

この建物は都内にある1LDK(40㎡程度)16戸の賃貸集合住宅である。2面道路に面した奥行きのある敷地の中で、すべての家に通風や採光を十分に取ること、適度に開かれた共用部のあり方について考えた。 集まって住むということは、セキュリティーを確保された住民のための共用部を作ることを可能にする。

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