住宅|建築家の設計事例

「愛車との生活」も大きなテーマであり、愛車をガレージに置いて整備、中庭に置いてリビングから眺め、前庭では愛車とともにバーベキューを楽しむ、ガレージ・中庭・前庭3つの異なる場所が愛車の居場所となり、スムーズな移動もできるようシンプルな配置計画としました。

海のそばの建築になるうえでの耐久性
耐久性を考慮した英国製の材料!
2階にLDKを配置
将来的にホームエレベーターを設置できるスペースの確保

仕事で使う車を含め3台分の駐車スペースが必要だったので、居住空間を空中へ浮かべることを提案しました。
間口が狭い分、天井を高くして、細長い敷地の特徴をそのまま空間化し、開口部を妻面にとって、どこまでも視線が隔てられない、広々とした空間を目指しました。

プランに対してはさほど問題はなかった。ただ、道路に対する敷地の高低差を調整しながら、塀の高さや質感の統一性を調整するため、かなりの時間を要した。

眺望をできるだけ確保するために1階部分を高基礎として、居住者のアイレベルをできるだけ上げるようにしました。土地は那須の別荘地ですが、冬場はかなり寒さが厳しいため、大きな開口を設けた分できるだけ家の断熱性能を上げるように心がけました。

趣味のスタジオ、バスコート、設備機器類など多くのご要望があり、予算との格闘もありましたが、粘り強く検討し、工務店も良く対応していただいたおかげで実現できました。

狭小住宅でありながら、狭さを感じさせないように、抜けを効果的につくり、圧迫感のないようにしました。

離れという事で玄関はなく、入口の大きな開口を入るとすぐに土間キッチンのため寒さ対策は必須でした。
ガスの床暖房と薪ストーブとで、1階は元より2階も暖房せずに過ごせているそうです。

各個室のプライバシーを保ちつつ、庭を含めてた共用スペースが、それぞれ皆さんの様々な<居場所>となるように考えました。例えばそれは、個室に行くための廊下を単に<廊下>とするのではなく、庭に面してお茶を飲んだり、ちょっとした作業スペースにも使えるような<縁側>のような場所にするといったことでした。

3世帯が共有する部分、プライベートな部分を効率よく配置し、明るく楽しく暮らせる住宅としました。

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