板橋区で計画した共同住宅です。
「小屋名の家」のオーナーは私の実の弟です。
南側に高い敷地がある為、日当たりの悪いとされる土地に計画されました。アルファベットのHに似た形状として敷地中間部に通路を設けて各室日当たりを確保しています。
吹抜けを持つシンプルなデザインの白い家
建て主のM氏はこの土地を購入しました。そして、設計に先立って設計者に伝える文章を示されました。□家づくりのテーマ黄色い花の咲くミモザの木のある家その木から発想する、家づくりのイメージをスタートさせたい。
間取りを構成し直しました。もともと1階にあったLDKスペースを2階に移動させました。細かく仕切られていた2階は、現地調査の上、構造設計を実施し、ワンルーム空間に変更しました。
夏の日差しを遮るために、深いひさしを設け、建物に入る日射量をコントロールしています。
当初、立て直して新築する方法と、リノベーションして直す方法の両方を計画・比較検討した上で、リノベーションをする事になりました。
ただ諦めるだけのコストコントロールではなく、用途を併用してコストをコントロールしています。例えば、外壁と塀、ガレージ屋根とルーフバルコニー、エントランスとガレージのように複合用途として作ることでコストコントロールをしています
メンテナンスの出来るだけ少ない外装を希望され、コーキングの少ない材料として初期コストは高いですがガルバリウム鋼板の平葺きを提案しました。
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