むく板|建築家の設計事例

海から近く塩害地域でもあり、外壁には時間とともに風合いがまし耐候性も増す地元産の杉材を利用、地域に馴染む外観とする。

建て替え前の住まいに習い、田の字型に和室が配置された四つ間の生活を踏襲する事、構造材の再利用、木製建具の再利用と言った設計条件を受け、食機能及び設備機能を付加した結果生まれた住まいです。

この住宅は、夫婦と1人の子供の為に設計されました。

軽井沢の森に佇む山荘です。
傾斜に沿って建てていくことで、借景を取り込んでいきます。
設計のプロセスや現場の進捗など、ブログでご紹介しています。
ぜひご覧ください!

当初、立て直して新築する方法と、リノベーションして直す方法の両方を計画・比較検討した上で、リノベーションをする事になりました。

一階床組みを省略し、コンクリート床とする事で一階階高は2.7mを確保しています。
西にひらけた開口は日除けを外に設置できるようにフックを配置しています。

ご両親世帯では、捨てられない家財道具やご趣味の道具を、2Fの広い収納空間と1Fの土間収納空間で管理しながら楽しんで頂くようなプランとしました。

新築で洋風な外観からは想像できない内部空間。古民家の骨組みを移築再生した再生住宅だけど北欧の最新の家具や照明、トーヨーキッチン等の最新の水廻り商品が不思議に融合し似合う、モダンな空間に仕上がりました。暖房は薪ストーブと床暖房。壁は珪藻漆喰塗りで、床は床暖対応ウォルナットフローリングです。

お互いに登山好きで山で知り合った私たちの山道具は膨大な量でした。
玄関脇に夢の山道具部屋を設けました!
柱は桧、梁は米松、床や天井、一部の壁には杉板を貼りました。

住宅密集地でありながら、窓を沢山設けた住宅をデザインしました。窓は風景を得るためだけにあるのではありません。風や明かりを得るために窓は存在します。各部屋には二方向以上に窓が有るようにし、どこにいても、明るく、心地よい風を取り入れることが出来ます。

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