むく板|建築家の設計事例

お仕事が忙しいお母さんから、キッチンを中心として、家族の顔が見える住まいにしたい、という要望があり、敷地や光の向きとの関係をよく考えながらプランニングしていきました。

施主は、平屋の木造中古住宅を購入されしばらく住まわれていましたが、空間を一新したいということでご依頼を受けました。中央の玄関をはさんで、東側の居間、ダイニング、キッチンを解体して造り直しています。ピアノ教室もされており、一角には防音に配慮した練習室も計画しました。

小さな建物ですが、親子3人と車2台のスペースを確保しながら、豊かに暮らせる空間を両立させています。

要望を聞いていると、確かに多くの矛盾した点などはありましたが、決して極端な要望を言っている訳でもなく、理解もある方なので、大事なのは、要望の中で、何が可能で、何が矛盾しているのかを整理した説明をしてあげれるように努めました。その中で納得できるプランをご提示でき、ご満足して頂けました。

建築と内装と家具をトータルデザインし、使用する木材を統一することで、建築や内装の端材から家具をつくることで、木材のロス率を下げる設計としました。素材を絞ることで統一感のある空間となりました。

室内の床はすべて杉の無垢材フローリング、壁は珪藻土塗壁としていて、新建材の有害物質や嫌な臭いは一切ありません。築5年の現在でも、訪れた方からは、「杉の木のいい香りがしますね。」と言われます。

冬暖かな住まいが第一のご希望でしたので 採光計算に基づいて基礎を高くし問題点をクリアー 一つ一つの部屋は小さ目ながら扉をあけ放つと全体で一つになる空間構成となっています。

密集地の3階建のため、明かり床を設けて下階まで光が届くようにしました。
2階リビングに小上がりを設けるため、1階の階高を押さえて2階を高くしています。

床・柱・梁は柿渋ペイントで古色を付けました。

カルチャースクール併用という特殊な用途との併用住宅を限られた予算の中でうまくコスト配分し実現すること。遊び心のある自然素材を効果的に取り入れること。

図面をおこすため詳細まで家屋調査を行いました。そのうえでリノベーションプランを考えプレゼンを行いました。建材は檜・杉・漆・漆喰・珪藻土・植物性塗料など出来る限り自然なものを用いました。古い材料に馴染み新しい空間を構成するよう気を配りながら、材料と色を決めていきました。

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