シンプルモダン|建築家の設計事例

依頼者は、他との差別化がはかれる建物を希望しておられましたので、建物としても目にとまって頂けるよう外観も工夫しました。

昭和34年に建てられた木造2階建ての住宅の改修です。我々建築家は新しい建物をつくることはできますが、時間を経た空間をつくることはできません。この住宅の改修にあたり、既存の建物に敬意を払い、丁寧に読み解くことを意識しました。

総工事費1400万円で循環式床下暖房や外壁の塗り壁も出来るだけ採用しました。もともと物を減らして大変スッキリとした生活をされていたので造作家具も収納も最低限で済ませることができ、24坪程弱の家でも広々とした生活空間が生まれました

ご主人様がスペイン、特にガウディ建築がお好きで、奥様は関西風の和風好み。そのどちらも活かしたデザインを希望されました。
外観は古都鎌倉に合う意匠とし、内部空間にガウディ建築を彷彿とさせるデザインをちりばめました。

第一種低層住居専用地域で決して広い敷地ではなく斜面地であることもあり必要な室内面積が確保できるか懸念されていました。壁面後退の規制外となる張出しのバルコニーを面積規制いっぱいまで設置し、高さ規制も天空率を駆使し許容容積率ぎりぎりまで室内面積を確保して開放的で広がりのある空間を提供しています。

周囲と高低差がある敷地に建つ、混構造の小住宅です。隣地の崖からの悪影響を受けないように1階部分を鉄筋コンクリート造とし、上部は木造としています。敷地面積に余裕が無いのでまず法規上許される最大限の容積を箱として確保し、それを効率的に覆うために捩れた屋根をかけています。

中庭を介して毎日の生活が落ち着きのある豊かな物になるようにしました、居間にはホームシアターが設置されていて、それらの器械が表に出ないように工夫しています、物干等も乾きやすい場所に設け、かつ目立たないようにしています、いろんな物が使いやすい場所に目立たないように

縦格子の間仕切を使って、空間どうしで気配を感じられるような配慮をしました。
間接照明を要所々々に使い、柔らかい空間の雰囲気を作りました。
子供室は、当分は、居間の延長として使えるよう、間仕切を全て可動にして、広さをました。

キッチン廻りのものをはじめ、仕事や趣味、衣類に至るまで、いろいろなものを収納するため、いろいろな奥行きの収納で部屋の外周部をぐるりと囲む事を提案しました。
収納の扉は窓の目隠しを兼ねているので、カーテンやブラインドが不要になりました。

お隣と一体で施工されていた地下駐車場を安全に切り離してから撤去する必要がありましたが、当時の資料が殆ど残っていなかったため事前に既存駐車場の鉄筋調査を行って構造安全性の検討をした上で解体工事を進めなければなりませんでした。

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