シンプルモダン|建築家の設計事例

「OUR CABIN OUR DIY」十里木の山小屋にアトリエ棟の増築です。
山小屋は9坪と小さく、寝る・くつろぐでいっぱい。
自宅に眠る画材や陶芸材料を持ち込んだり自由に出来るスペースが欲しくなり、
アトリエの増築となりました。

山口県防府市の中心部から北へ少し行った佐波川の支流沿いにこの建物は誕生した。

周囲に住宅が迫る厳しい立地の中でいかに明るく快適な居住区間を確保できるかを考えた。

今回、古家付土地を購入されたご家族は、当初は解体し建替えの予定だったと言います。しかし、現地を視察に行き建物を見たことで、その気持ちは一変しました。長い時間が経過しても廃れることのない住まいの持つ本質、例えばスキップフロアでつながる居間と食堂、整理された合理的な動線等。

既存の建て替えだったので…よくあるつまらない分譲住宅の間取りを打破するべくプランに打ち込みました!!!

本計画は東西に間口5.5m×奥行32mという京都の「うなぎの寝床」のような敷地に計画されたプロジェクトです。そのため南北は建物に囲まれ非常に採光と採風が確保しにくい条件でした。そこで本計画では主要な用途を二階に配置し、凛として佇みながらも周辺環境に溶け込む浮遊する長屋を構築しました。

住宅密集地であったため、極力カーテンを閉め切らずに開放的に暮らせるよう工夫をしています。

ご夫婦と未就学の二人のお子様をもつ、キャンプが趣味の明るいご家族の住まいです。

老後の住まいは、動作に対してゆとりのある広さが必要ですが、
同時に生活の基本となるADL(食事、排泄、移動、入浴等)に関する各居室間の動線は長過ぎず、
シンプルに計画しておくことが大切になります。

山口県防府市の中心部から北へ少し行った佐波川の支流沿いにこの建物は誕生した。

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