自然素材|建築家の設計事例

構造:「在来+外張り断熱二重通気工法」
屋根:洋瓦                          
外壁:JP吹き付、窓・樹脂+アルミ複合サッシ
内部 床:くり無垢フロ−リング(床暖仕様)
      一部:マブスト−ン

敷地形状から普通に2部屋の賃貸室を配置すると手前と奥の部屋で採光通風条件がまったく違うものとなっていまう。そこで縦に賃貸室を配置し、さらに隔て壁をくねくねと折り曲げることにより路地のような空間としました。

ここでは、関わる全ての人が地域資源の価値を再考するために「資源の再配置化」をコンセプトにしており、建築家は、段階的に地元の小中学生や大人と意見交換を繰り返しながら、施工業者と一緒になって住民にも実行できる建設プロセスを構築しています。

木造土壁の良さや、設計の良し悪しについて知識のあるクライアントで、打合せはスムーズに進みました。設計者として苦労した記憶がほとんどない建物です。

1、2階はお母様の生活スペースとし、高齢者対応としてあります。
水まわりは広くし、床暖房を設置し、バリアフリーにしてあります。
1階に寝室のある高齢のお母様のために、階段昇降機を取り付け出来る様に設計してあります。

外壁は吹き付けと外張りによる二重断熱、床下暖房、断熱サッシと断熱扉。
幾重にも重ねた断熱性能で、デザインと開放性、居住性の並立を実現した家。

敷地は高崎市の郊外に位置し、周辺は昔の民家や新しい住宅が混在しています。
玄関土間は南から北へ通り抜けになっており、土間より居間へ、土間よりKITCHENへとつながります。
居間は東から西へ広がり、吹き抜けを通して2階へとつながります。

プライベートを確保するため台所と食卓やリビングを上履きとましたが、仕事のことも考え直接仕事場の方へ行けるドアを設け段差も小さくすること、来客が来た時わずかに気配が感じられるよう小さな窓を設けました。

コストを抑えるため、設計での工夫はもちろんなのですが、限界を超えた場合は施工に携わる方々の協力なしには進みません。

建て主さんにも、ローコストゆえの、さまざまな制約を許容していただきました。

囲炉裏の設置と将来的にお家カフェが出来る住まいのご提案

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