自然素材|建築家の設計事例

周囲を囲われた中で風と光りを取り入れ、なおかつプライベートな空間にするために2階リビングで中庭風のインナーテラスを設けました。
これにより、カーテンも必要ない、光と風がはいるプライベートな「庭」に面するリビングになりました。

3面を道路で囲まれ、残る1面は隣接するマンションの駐車場であるために4面から丸見えであり、ある意味緊張感のある立地でもあります。

限られた予算・工期(デザイン〜工事)・スペースの中でシンプルな空間構成でありながらも、威厳を放つような空間となるべくデザインを進めました。

間取りを変えるにあたっても、構造材は最大限残すようにしながらプランしました。新築を選択しないでのせっかくのリノベーション…思い出も残した再利用の研ぎ出しカウンターは新しくなった家でも活躍してます^_^

開放性とプライバシーの適度なバランス。

緑が好きなお施主さんが外をかんじられるように
南の中庭と北の中庭を設けました。
南の中庭は木製建具をフルオープンできるようにして、庭作業をしたあとくつろげるよにガラス屋根を設けました。北の中庭は緑を楽しめるようになっています。

外部から庭が見えないように壁を立ち上げてプライベートなデッキを造りました。

外壁や内部主室もオリジナルの塗り壁仕上げ、杉板の下見張りや和紙張り、敷き瓦など昔から日本の住宅に使われてきた仕上材で構成されています。外壁・梁や柱にも及ぶ大規模な工事になりましたが、家に愛着を持った3世代が共に住み続けられる家に生まれ変わりました

既存建物への増築工事です。外観写真の右手前部分が既存部分です。既存と構造的に縁を切るためにエキスパンションジョイントを設けましたが、屋根の上に突出物を作らないように工夫しました。

[ ロケーション ]都内有数の閑静な住宅街。旗状敷地で法規制の厳しいエリア。子世帯4人、親+祖母世帯3人の家族が暮らす家。

[ 敷地面積 ]215㎡

[ 作品解説 ]世帯をツナゲル装置によって、世帯がツナガル2世帯住宅。

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