自然素材|建築家の設計事例

リタイアを視野に入れたご夫婦のための家。
高気密高断熱住宅でエネルギー排出量を抑制しながら、全館空調システムで住み心地は快適に。
室内は常に最適温度に保たれ、玄関から居室、水回りまで温度差がないため、真夏に二階が暑いことも、真冬の浴室が寒いこともありません。

◾️商業地域の喧騒から切り離された異界としての住処
都心の商業地域に建つ専用住宅です。

 築19年の戸建住宅の改修です。元々一世帯向けの住宅を、夫婦+子供3人世帯と単身の祖母が同居する二世帯住宅へと改修しました。1階で祖母の生活が完結するようキッチンを増設し、2~3階は5人家族のスペースとしました。

◾️地域の風景をつくる住まい、古刹の庫裏・客殿新築計画
築数百年におよび老朽化した寺社建築の再生工事です。第一期として住職の住まいである「庫裏」に檀家の方々が集まる「客殿」を併設した施設を新築しました。

土地の北側隣地境界線が斜めになっている為、斜線により高さ制限が複雑にかかってくる変形敷地。構成はシンプルに一階にLDK、二階に個室を配置し、吹き抜けと階段室を介して光を落とす。また開口部、仕上げ材料と細部の納まりを幾つも検討した。

元のお住まいが広い部屋でしたので、新居でも広い空間を用意し、各部屋のつながりも、生活様式を考慮して、無駄のない動線になるよう考慮しています。

土地から一緒に探してきてようやく出会えたその土地はコンパクトでありながら南側が大きく空いた豊かな光が特徴的で、狭小という事もあり、単調になりがちな空間において階段吹き抜けのを度の位置からも感じられる位置に配置することで縦に抜けをつくり、各階に光を落とし豊かにしている。

Type-HNは日本古来からの数寄屋造り住宅とは違い、ニュースタイルをブレンドした和styleと呼んでいる。
1階は無垢の杉板を採用し、素足で歩いて気持ちよく、小さな子供が寝転んでも温かみのある仕上げとした。床板以外の無垢材仕上げは自然塗料の柿渋を採用している。

できるだけコストをかけない方法として、以下を実践しています。
・単純なかたちの計画とする
・窓の数、大きさ、機能をよく考え、必要な面に必要な大きさの窓だけにしぼる。
・広く安価に流通する仕上げ材の採用、又は仕上げない(構造あらわしを仕上げとする)

まず敷地の前には大きくて緑豊かな公園があり、面積も十分にある旗竿地。ここに小さな要素で構成された大きさ高さも異なる様々なハコを配置し、敷地の中に小さな家族のマチをつくることをテーマに建物を構成した。ズレによって生じる内外にできた隙間や空きは様々な用途で使われ個々の空間の質を変化させる。

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