ローコスト|建築家の設計事例

敷地は奈良県で最も古く開発されたニュータウンの一端にあり、一方には均質な住宅群が、もう一方には豊かな自然と大和棟の集落が広がる、まさに奈良県の住環境を象徴するような立地でした。建主さまからのご希望は、開放的なLDK、プライバシーが守られた寝室、防音スタジオ、大きく開放できる浴室。

施主・施工者・設計、三者で協力し、既製品を使わず、床暖房や浴室テレビなどの要望を
実現し、地盤が弱く鋼管杭や特殊な基礎を実施したにもかかわらず、かなりのローコストに
することができました。

・耐震等級3
・熱損失係数 Q値2.23W/m2K
・夏季日射取得係数 μ値0.047
・エネルギー性能 57.94GJ
・年間ランニングコスト 180000円(プロパンガス給湯のため高めとなっている)

お声掛け頂いた当初より建設費削減の為、間仕切壁も一切なく、カーテンでの仕切りをご希望なさる程、事業第一でのプロジェクトでした。

長屋の切り離しに際しては充分に調査を行いました。
棟の掛かり方によっては補強が必要になるからです。幸いこちらを切っても隣家に影響しない形状でした。

コストも重視され、施工会社の推奨建材の採用を基本としながらも、その中でのデザインのブラッシュアップと天井にカラークロス採用により、入居者交代時の原状復帰工事の低減を図っています

この住宅は、区画整理事業により新たに形つくられた街区に建っています。
建主はもともとこの地で生活されてこられ、新しい住まいでも今までと変わらない
地域とのつながりを大事にした生活の場をのぞまれていました。

直線階段の昇り降り、昇り際や降り際のところで3分割や4分割に割り振られた踏面を回る場合が、リズムが変わって一番危険なところ。踏面の角度を階段全体で徐々に変えて 、始めから最後まで回るように造ると、昇り降りがとてもスムーズになって安全です。

既存時の記憶…玄関、和室の位置、西日で障子に映える梅の木の影等を踏襲しながら、単なる通行の為だけの『廊下』と全く無くすことで、居室の面積を拡げるプランとしました。(⇒居室のレンタブル比を高めました。)

■今迄の堅苦しいクラブハウスのイメージを払拭し、親しみ易い雰囲気の空間とする
■既存のインテリアとマッチするようなデザインとする

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