中庭|建築家の設計事例

◇外壁を乾式タイル貼りとし、長寿命・維持管理に配慮しています。
◇内部に大理石を使用し、ゲストの応対の場にふさわしい、ワンランク上の住まいとしています。
◇カ-テンや水回り設備に輸入品を使い、アクセサリ-に至るまでコ-ディネ-トされています。

プライバシーを確保しながら冬の日照を

建築計画中にご長男を出産されるなど印象的な期間でした。
中庭をコの字で囲むように建つ家。
くるみの木のフローリング・漆喰壁・木製サッシと自然素材たっぷりの家になりました。

間取りもそうですが、中庭に立つシンボルツリーの提案をとても気に入ってもらえました。

従来ならば建物以外は駐車場だらけになってしまう民間デベロッパー型分譲マンションですが、
部分的に高密度化することによって中庭を設け、通り抜け路地を設けることができました。
通り抜けは上下に波打つような形状としたので、子供たちがいつも遊んでいます。

施主は小学生・幼稚園児2人の子供を持つ若夫婦。未来あふれる家族にとってもっとも長い時間を過ごす我が家を設計するに当たり、コの字型の外形の中央に室内と同じレベルでアクセスできるデッキテラスを計画しました。

2世帯の54坪、3階建ての住宅
大きなボリュームをできるだけ感じさせないように、前面道路からセットバックして建物を配置し
3階部分はできるだけ道路から奥になるようにし、高さを感じさせないプランにしました

戸建型の賃貸住宅を連ね、住宅の基本性能である光と風が入りプライバシーを守り緑に囲まれながら、各住宅がコミュニティーが取れるようにしました。

施主との最初の打合せでの言葉が印象的であった。「庭を中の空間のように感じたい」敷地は良好な住環境ではあったが周囲に参照すべき景観はなく、コートハウスを提案したのは自然な流れだった。ただ、その良好な住環境ゆえに完全に閉じた外観は周囲に与える影響が大きく少なからず抵抗はあった。

デザイン性のある自然素材住宅を、極力安価で手に入れたいという要望だった。希望をかなえるために、弊社がまとめ役になり施工業者を分離発注して、工事費をおさえた。

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