新国立競技場の白紙見直しは賛成が71.43%・国際コンペのやり直しについては反対が42.86%(建築家紹介センター調べ)

報道機関各位             2015年07月 
プレスリリース         建築家紹介センター 
                     仲里 実 
 
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建築家紹介センターは2015年7月25日~7月27日に建築家紹介センターのHP上で新国立競技場についての全国の建築家の意見を調べるために建築家紹介センターの会員建築家に対して新国立競技場についてのアンケートを行いました。
 
有効回答数は161件でした。
 
アンケートの結果、
新国立競技場の白紙見直しについては賛成が71.43%
国際コンペのやり直しについては反対が42.86%
という結果になりました。

その他、建築家から寄せられた意見は下記をご覧ください。
 
 

■新国立競技場について白紙から見直しすることを安部首相が決定しました。 白紙撤回について賛成ですか?反対ですか?

  回答選択肢回答数回答% 
1
賛成11571.43% 
2
反対2314.29% 
3
どちらとも言えない2314.29% 
合計  161100% 

■下村文部科学相は「国際コンペをやり直す」と述べたそうです。改めて国際コンペをすることに賛成ですか?反対ですか?

  回答選択肢回答数回答% 
1
反対6942.86% 
2
賛成5031.06% 
3
どちらとも言えない4226.09% 
合計  161100% 

■新国立競技場についてなにかご意見があればご記入ください

  • 建築の設計はアートとは違い、予算があるものと認識しています、
    当然エントリーした方々は予算を提出していると思います、そして審査もその認識から決めた結果だと信じたいのですが、そうでは無かったようです。
    もっと早い段階で修正すべきだったように思います。なにが障害になったのかわかりませんが。
  •  

  • デザインの良し悪しは、別として、所謂デザインで物事を引っ張り切れる時代ではなくなったのかもしれない。皆の気持ちを一方向に向ける、新しいシステムが必要なようだ。賢い人が増えすぎたのかもしれない。
  •  

  • やってることが最初からでたらめ。1964年の東京オリンピックの時みたいに統率力のある人がいなかったためみんなバラバラだった。
  •  

  • 盛り込まれる施設内容が多いというのが第一の問題だと思う。もう少しシンプルな条件にすれば複雑な形態の建物であっても工期、工事費を抑えることは可能だろう。
  •  

  • 1.プロジェクトリーダーを明確にすべき。
    2.提案する建築家にも根拠のあるコスト意識を持ってもらうべき。
    3.国立競技場として本当に必要な役割を明確にして、その役割を担った場合の事業計画を立て
     採算が合うかどうか明確にしたうえで国際コンペをやり直すべき。
  •  

  • 建設費が異常に高騰した原因は、設計側の読みの甘さと建設側の予算書の余裕の見すぎという要因があると思うので、改めて予算内に収まる前提でのコンペ開催は賛成。ただし、時間的制約と予算厳守の観点から、さいたまアリーナの時のような詳細な募集要項に基づくデザインビルド方式の設計と建設会社がタッグを組んだコンペがいいと思います。
  •  

  • なぜ日本の設計者を選ぶように、法的例外措置が取れないのだろうか?日本を代表することになる建築物に国外の設計者を選ぶというのは、いまだに海外のタレントを有り難がるようで、納得がいかない。20世紀は終わったのだ。
    そもそも既存の施設を再評価し、再利用、再構築することが今の時代であると思うのだが。
  •  

  • 明治神宮の森のように、将来を見据えて計画された緑多い環境を持つ競技場が理想です。その中に近未来的な建物があっても調和が取れれば、それは東京らしいかとも思います。
  •  

  • 完成後の維持費が高額だという点は見直しが必要かと思うが、レガシーになりうる建築に税金を使えないこの国の文化程度の低さが残念。。。
  •  

  • それぞれの思惑(安藤さん⇒ヨーロッパでのザハ審査委員長コンペでのバーター、槇さん⇒東京体育館の建築意義の低下、文部科学省⇒便乗での3000億円の予算取り、東京都⇒負担軽減、
    有名建築家や大手事務所⇒仕切り直しでの受注の可能性、ゼネコン⇒儲け所)が錯綜して、
    そこに政治家まで群がっている見るに耐えられない状態である。

    お偉いさんの指名コンペではなく、東京フォーラムのような公開の国際コンペとすべきだと思う。
    また、審査委員長もバリバリに商業目的で経営している建築家ではなく、利他の心もある生粋の大学教授 ⇒ 香山さん、大谷さん、槇さん、磯崎さん等にして頂き、
    設計条件をもっと明確に示したコンペとして欲しい。

    ただ、当初のザハのデザイン自体については、ワクワクしました。
    (ヒューマンスケールを逸脱してる点は、要求図面の少なさから解決できていませんが、、、)
    また、

  •  

  • 工事費が曖昧になるので、設計施工にするべきではない。
  •  

  • コンペの参加資格をもっと緩めるべき。サブトラックのような基本的項目は予条件に当然盛り込む。審査には「大先生」以外に一般の建築家やスポーツ関係者、一般市民も含めるべき。そして審査方法で建築家は、審査そのものよりどう評価するか?というレクチャー役をさせる事が重要だと思う。
  •  

  • 50年後を見据え太陽光発電を取り入れたものを作るべきと考えます。
  •  

  • 建築士が予算を読めないのはあり得ない。
    無責任な発言をする人が審査するのはいかがなものか。
    予算もデザインも一緒に審査すべきである。
  •  

  • いくらコンペを何回やっても事業主体の計画や審査方法が改善されなければ結果は期待出来ない。
  •  

  • 旧国立競技場が先に壊されてしまったことが残念です。高さ制限の都市計画決定の中身や周辺開発による居住者問題等、根本的なところから再チェックが本来必要。周辺住民、各市民団体、スポーツ競技及び施設管理関係者等当事者、など、国民の声を計画に反映させる仕組みを構築し進めていただきたい。反省無く既製の組織委員会でやり直すことは問題を繰り返す可能性があり不安がぬぐえません。
    将来にわたり、維持管理を含め不安が払拭されなければ、急いで建設すること自体に反対したい想いもあります。
  •  

  • 最優秀案の内容云々では無く、予算超過、責任者不在のままザハ案で進むことに疑問があったので、見直しの決定は支持します
  •  

  • 全てのことについて、国民への説明が不足している。
  •  

  • そもそも予算額の設定理由が不明瞭だった気がします。当初のおよそ1300億円に決めた根拠が公にされていないし、今までのオリンピック競技場の建設費と比較しても高額過ぎます。建築資材と人件費の高騰を考慮に入れても、ここまで高額にはならないと思います。
    コンペ案も予算内に納まるようなデザインされるのは当然で、私たちが普段設計している住宅も全く同じです。
    著名な建築家が審査員に入っていたにもかかわらず、こういう結果になったことに憤りを感じると同時に、建築家全体のイメージダウンに繋がりかねない大問題です。
  •  

  • デザインコンペなので多少の問題はあろうかと思っていましたが、白紙撤回はひどすぎるかと思います。
  •  

  • 地震国日本の耐震技術は日本が一番です。
    日本の設計・施工技術で行うべきである。
  •  

  • デザインのインパクトだけではなく景観等に配慮してほしいですね。。
    あの巨大な橋梁構造を街中でどうやって施工するのでしょうか。。
  •  

  • 日建+日設+梓+アラップの設計陣、山下+山下PMCのCM・PM陣、竹中+大成の施工陣の設計協力を持ってしても解決が見えない程ザハの当初案は現代の技術・工期・コストでは実現が難しいものだったということ。白紙見直しだから終わった設計料返せ的なマスコミの論調には失望するが、デザイン・設計・積算などには金がかかるということをこれまで一般ユーザーに理解させてこなかった我々業界人も反省すべき。本来は遅くとも1年前にこのような一般ユーザーを巻き込んだ流れに持っていきたかった。旧競技場が解体されてしまったことが何よりも残念。
  •  

  • コンペ時のザハ案には建築に対する将来性に期待感を持ちました。
    しかし、コンペの要項に記載されている予算を大きく逸脱し、その選定後、二度に渡るデザインの見直しにも係らず、目標金額にまとめることができない。また、コンペ時のデザインコンセプトからも大きく逸脱してしまっている。どうして、このような状況になってしまったのか?
    疑問でなりません。
  •  

  • 日本人で設計をするべきだと思います。
  •  

  • ザハ案を優秀案にした経緯が曖昧(コンペ条件を無視した案でも通すのか?)。コンペの有り様
    、コンペ条件が権威的。新国立競技穣が国際コンペにしては内容や条件がお粗末すぎる。建築界の信用を貶めた。新規計画は、スポーツ施設に特化した条件にしべし。コストはロンドン並としそのコストの範囲内の内容がいい。新規組織とし旧関係者は外し、旧態依然たる仕事の概念に固執せず責任ある組織を構成すべし。など。
  •  

  • 何が必要なのか、周辺の環境はどうなるか(地下も含めて)etcしっかりビジョンをもってほしい。いかにデザインコンペといえども敷地に納まらないスケールのものを選ぶのはどうしたものか。審査員は責任をもって考えるもので、日本の組織のありかたの恥さらしにならないようにしてほしい。
  •  

  • 世間では、安藤忠雄氏の責任を追及する声が多く聞かれるが
    審査委員長ではあるが、コンペ提出案の予算の確認までは依頼を受けていないのであれば
    大幅に予算超過となった責任を安藤忠雄氏に追及するのは違うと思う。
    積算金額は妥当なのか?積算金額の方こそはきちんと精査されるべきだ。
    ザハ・ハディドの案を予算を充分検討し、工期以内に建てれば、日本は国際的に評価が得られたと思う。
    もう一度、新国立競技場のコンペ募集内容を読み返した。
    いちばんをつくろう。
    日本はこれが出来る国ではなかったのか。
    他の国では無理でも、日本なら出来る。やってくれると期待していた。
    皆が一丸となれば、もっと実現の可能性があったのではないか。
    残念である。
  •  

  • 国の威信とか見栄えとか、コンサートなど他用途の併用とか、複雑な事を条件にせず「スポーツを元にして人々が集う場所」という1点で、環境、建築の技術を結集した「日本の姿」を表現して欲しい。
  •  

  • 大阪万博の時のように日本のデザイナ-、建築家、技術者「ゼネコン」を結集したプロジェクトチ-ムで望むべきと思います。
  •  

  • 当初ザハ案の利点(主に構造、土工事などの利点とデザイン性)をベースに、予算に合わせる方策を立て直しすべき。
  •  

  • コンペの経緯については非常に問題がある様に思われますが、一度設計者を決めたなら、当選者に予算に合う様にデザインの変更を求めるべきだと思います。
  •  

  • 国の機関とはいえ建築に対して何もわかっていない素人が議論していてもうまくいくはずがない。予算のことばかりが話に上がっているが…国をかけた大きなプロジェクトということを強く認識して本来の目的をもう一度よく考えてもらいたい!政治家がお金を集めれば良いのでは…
  •  

  • 一定基準を満たす国内建築家チームでコンペ、国内総力を上げて取り組めば良いのではないか。
  •  

  • デザインはどうほこうの言うつもりないが、工事金額の2倍は腑に落ちないね
    材料変えてでも金額抑えるべきでは?
  •  

  • コンペ自体には賛成。ただし、一級建築士であれば誰でも参加できるオープンコンペ+当選後サポート事務所もしくはゼネコン協力とすべきです。これまでの方法では我が国の建築家は育たず、代々木、シドニーオペラハウスのような世界的な作品をつくってきった人間の文化的活動は潰えてしまいます。東京のど真ん中に、コスト削減と効率性は誰が計画しても当然として、「当たり障りのない」コロシアムが完成した姿を想像してみましょう。それが今後残り続けるのです。せめて北京の「鳥の巣」レベルのモニュメンタリティが先進国家の中心に必要なことを理解しましょう。「当たり障りのない」デザインは東京の文化的魅力を失ってしまうことを理解しましょう。コスト削減と効率を追求しても革新的なデザインが可能であることを証明できる人に設計してもらいたい。

    今回の騒動でデザイン優先でコストを軽視するといった、建築家への間違っで歪曲した印象を社会に植え付けてしまったプリツカー賞受賞者の偉い現代の巨匠の方々。代々木に憧れていつか自分もとの思い出建築家になり、事の成り行きを悲しいくらい冷めた目で見つめている、コンペに出せない大多数の建築家や、それを夢見る子供達の未来を潰さないでいただきたい。ゼネコンと組織事務所だけになった不毛な国家に成り下がった日本を見たくありません。

  •  

  • 今回の経緯を検証してほしい
  •  

  • 時間がない中、前回のコンペの次点から可能性のあるプランを採用した方が良いと思う。
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  • デザインコンペで選ばれたものであっても、予定価格の設定はあったわけだから、それに収まらないものはそもそも不合格です。オリンピックの対象施設だから国際コンペは避けられないのかもしれないけれど、ホントはきちっと価格の設定が出来る国内業者でやったほうが良いと思う。
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  • このような事態となった原因の究明、責任者及び責任の追求が先決です。
  •  

  • そもそも、ザハハディドの計画案そのものが悪い。
  •  

  • コンペ勝利者であるザハに実現可能な変更プランを出させるべき。また、安藤忠雄を審査委員長で終わらせず、プロジェクトのキュレーターとして完成までの指揮を取らせる。安藤忠雄にキュレーターとしての力量が無い又は不安があるのであれば、実績のある磯崎新にキュレーターを任せるべきである。
  •  

  • 時間がないからと設計と施工を同じ業者でやることは言語道断。
    既に政治家などに金が渡っているからと総工費をほとんど変えないで納めようとしていることは断固阻止すべき。
  •  

  • 案を選ぶ意味の他に「人を選ぶ」という意味もあると思うが、、、
  •  

  • ザハ案は、最初から個人的には反対でしたが
    今回の騒動については あまりにも稚拙で利害関係の意見が多すぎて
    国際コンペを開催出来るレベルの国に思えなく とても残念に思います。
  •  

  • そもそも論ではあるが、なぜ既存の競技場を解体する必要があったのかがよくわからない。
    新しくつくることについては、国際コンペにてザハの案に決めたのであればそれで(当初の案で)つくるべきかと思います。日本のゼネコンは技術力は高いのでしょうけども、リスクをとってでもやってやろう、といった気概というか気持ちがあまりないことが露呈したコンペだったのではないかと思います。建築とはやはり夢を与えるべきもので東京という街は特に新しいものへ循環していくこと、混沌とした魅力がある街だと思っています。代替え案(コスト削減案)は全く別物で到底愛着のもてる建築ではなかった。そのことが問題なのだと思います。ザハにもう一度、案を練り直してもらうことが筋だと思います。
  •  

  • コンペを実施するにせよ匿名で設計チームを決めるにせよ、大事なのは要綱や施設のプログラム等、設計の前段階の条件設定が肝心でしょう。コンパクトでその場所に相応しい競技場、将来負担にならない競技場を望みます。また、プロジェクト遂行の責任の所在をはっきりさせておく必要があります。これまでの失敗を踏まえて事を進めていただきたい。
  •  

  • コンペ時の技術調査員に名を連ねている積算分野の専門家、木本健二芝浦工業大学教授は「ザハ案、これ3000億はくだらないけど大丈夫?」のような趣旨の発言をしたのかな?
  •  

  • 時間が無いのなら大手設計事務所、大手工務店のJVチームへの随意によって進捗させるべきではないでしょうか?
    懲りもせずに、予算無視の案を選んでしまえば、今度こそ本当に間に合わないでしょう。
    果たして誰が選ぶの?少なくとも建築コストのこと、競技運営のこと、デザインのことを全て理解できる人でないと無理でしょう。つまり政治家が選考するのでは無理と言うことです。
  •  

  • 文部科学省がコスト意識をもって、早い段階で、ザハに減額案を依頼するべきであった。責任者の役人を更迭すべきである。そうでないと、こうした税金の無駄遣いはなくならない。
    竹中と大成の見積もよく分からない。内容を公開すべきである。
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  • これだけの施設の計画を安易に考え過ぎていると思われます。
    確かに建設費の問題は大きいとは思いますが、今からの計画の白紙撤回は相当なるリスクを伴う事になるかと思います。
  •  

  • 基本見直し関連は全て反対だが、こうなった結果は無理も無い。
    巨額の金額をの大はずれは、誰かが責任を取る形態になっていなければおかしい。
    どういった経過で、どのような手順で、誰が関与して現在に至るのかOPENにして説明がほしい。
  •  

  • 工事費の管理がずさんすぎたのでは?
  •  

  • 工事費の管理がずさんすぎたのでは?
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  • コンペをやり直す時間はないと思う。プロポーザルだけで2ヶ月ほどでやるなら別だが。
  •  

  • 既入賞作より、コストを精査し選ぶべき。
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  • やる直すのは良いが、コンペのプログラム次第では無意味なので、十分に精査してほしい。
  •  

  • コンペのいい加減さが、情けない
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  • 前回のコンペで残った案から早急に設計者を選定し再調整するか、ザハ事務所で再プラン(例えばあの案を地中にもぐらせるとか?)することは不可能なのか…
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  • 前回のスペックを同じままであれば、再度予算オーバーは必至でプログラムの整理をする必要が絶対にあると思います。関係団体の要望をすべて聞き入れればまとまらないのは当然です。英断出来る責任者が必ず必要です。または我々のような専門家の意見を聞き、スペックと予算のバランスを取ることが必ず必要です。
  •  

  • そもそも日本で開催されるオリンピックの競技場は日本人によって設計されるべきである。その国の文化や慣習が反映されるべきであってデザインまでインターナショナルになると面白みに欠ける。違いを認め合うことがオリンピックの本来の目的であるはず。
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  • 東京駅から新幹線でわずか20分の日産スタジアムを500億円で改修、外苑の跡地は各競技のパブリックビューイングその他イベント会場として、競技場のチケットを持たない人も期間中存分に楽しめるオリンピックの中心施設にする。閉会後はオリンピック記念公園として、市民が利用できる陸上トラックまたは芝生広場を囲む森とする。渋谷川を再生して親水公園も併設する。
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  • 建築家は、ザハとしたままで、デザインを含め基本設計から見直してほしいと思う。
  •  

  • 安藤忠雄のような住宅作家が委員長のような立場にあるべきではないと思う、この間の対応も話にならない デザインだけというが建築は金が最重要であること明白である、みんなで責任回避をしている。この人安藤はデザインだけで構造的なものの知識常識はないのではないかと思う、
    もっと構造、技術的に明るい構造設計者も複数人委員に入るべきである この間の有識者はみんな素人でしょう 今度は間違えない人選とふさわしい計画を望みます
  •  

  • コンペ次点の検討をすべきと思う。
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  • 当初コンペの計画条件である1300億の予算について、提案した設計者がどのような根拠をもって1300億、または1300億以内で実現できると提示したのか、その提示内容についてきちんと精査したのか、この部分が全く明確にされていないことが問題の始まりである。安藤さんが会見したように「デザインを選んだだけ」ということであれば、あまりにもずさんな国際コンペであったと言わざるをえないし、その後の計画も無責任極まりない事態である
  •  

  • 国際コンペでなくてよい。旧国立競技場を最新技術で建て替えるという案を支持します。付け加えるなら陸上競技場と球技場は別けて単一機能に特化したそれぞれ最高の競技場を2つ作るべき。
    ガンバスタジアムをたとえると全くムリな話ではない。
  •  

  • 今回の問題はデザインというより複合施設というプログラムの要因が大きいと思う。
    また開閉式の屋根はコストが高くなってしまう。ザハによるキールアーチがマスコミによって叩かれていたがそれだけが問題の本質ではない。もう一度ザハにデザインだけでなく設計・監理までトータルで考えさすべき。コンペに勝っているのだから。
  •  

  • 予算に収まる設計者の選択
  •  

  • 予算は、当初予算の1300億円を遵守すべき。世の中の情勢が変わったとしても増額することは許されない。
  •  

  • 未来にツケを残す計画は控えるべき
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  • 設計コンペで採用された設計事務所は予算管理も含めて設計監理をすべき。
    予算内での設計は絶対条件とすべき。
  •  

  • 一般的に考えればコンペ当選者であるザハ氏が、そのまま実施設計を行うことが適当であり、そのサポート役として国内の大手設計事務所が手伝うのが普通ではないのか? 今回の計画案決定の手順や、その作業区分が通例とは違うために起きた一連のトラブルであり、責任者不在の実態ではないかと考える。
  •  

  • 国際コンペの設計条件のなかに、予算の厳守と高さ制限などの環境調和条件を盛り込むべき。
  •  

  • 設計条件やデザインを見直し、コストダウンをする努力をどこまで行ったのか説明が無いので、白紙撤回は唐突に感じました。
    撤回となりますと、国際協定(WTO)から国際コンペにするのは賛成です。
    工期短縮のため、デザインビルドでコンペを行うようですが、競争原理は働くのか、質は担保されるのか不安に思います。
    当事者意識が希薄です。プログラム作成に関わる主催者側の建築家、新たにコンペで選ばれた建築家には最後まで責任を持って関わってもらう必要を感じます。
  •  

  • コンペはデザインのみならず、実現可能なもの、周辺環境を損なわないもの、オリンピック以降の競技場維持管理を含めた観点で行うほうがよいと思います。
  •  

  • この問題では、著しく建築家に対する一般の方々の信用を失ったと思います。まず、コンペの応募資格に大きな問題があります。また、審査員のメンバーにも大きな問題があります。応募資格について言えば、世界中を探してもそれほど多くはいない資格者しか応募できないという、このコンペの大きな指針に反する設定。また審査員は構造家や積算専門家がひとりもいなかった、ということや建築家がほとんど東大仲間内という事実。そして公共事業に対する認識の甘さなどなど、まったく安藤さんにもがっかりしたけれど、日本建築家協会をはじめ、各建築家の団体の意識の低さにはあきれるばかりです。これだから、建築家や建築士がなかなか信用されないのですよ。
  •  

  • 疑問その1 誰が、神宮の景観を考えないコンペ要領を作成したのか?
    疑問その2 設計者ではなく、なぜデザインコンペにしたのか?設計者は誰になるのか?
    疑問その3 敷地から建物がはみ出ていたり、高さ制限オーバーしているコンペ要領違反      の応募案をなぜ当選させたのか?
    あまりにも情けない状態であったので白紙撤回は当然のことであり、むしろ遅すぎる。
  •  

  • 実施設計をおこなっていてコストマネージメントを行わないといけなかった、国内大手設計事務所4社の責任だと考えます。
  •  

  • 安藤さんが政治の仕掛けに使われた感がつよくて残念でありません。
    建築家はプランを提出する側でなければならないと思います。
    コンペの審査員はしてはいけない。

    予算が膨らむのであれば、VE案を出すなりして抑えるべきだと思います。
    しかし、今回は予算の大幅なオーバーな為、見直しは正解だと思います。
    国際コンペでなく、日本の著名な建築家のコンペにするべき

  •  

  • 工法、予算、工期等デザインコンペでは又同じ問題が起きる。
    実施設計を前提とした国際コンペとすべき。
    主用途の競技場をメインとすべきで、付随的な機能はゆとりある前提で
    盛り込むべき。イベント、サッカー、音楽などの他の用途に使用するならその業界にも、相応の負担を求めるべきです。
  •  

  • 当初予算1300億円以内、できれば1000億円以内で実施すべきが第1条件。
    そして、陸上競技の国際大会開催に必要なサブトラックを併設した8万人収容規模。
    コンサート利用などの複合施設である必要はないと思います。
  •  

  • 運営母体のコンペのやり方、進め方、目論見などがお粗末だったのでは。
  •  

  • アーチデザインをやめるより、このデザインでできる方法は無いのか、地下に作る開き止めの工夫はできないのか、当初予算でできないのか寂しさを感じている
  •  

  • 周りの景観と調和したものにしてほしいし、これほど財政が悪化している中で、莫大なお金をつぎ込み、負の遺産となるような事はさけで欲しい。
  •  

  • 丹下健三が国立代々木競技場で予算オーバーでなくなりかけた時、当時の総理大臣に直談判をしたという話を聞いたことがあります。建築家はある程度の政治的な交渉をまとめることも才能だと思いますので、ザハの事務所にはそれがかけていたのかもしれません。ただ、民意にて動く政治というものは愚の骨頂だと考えています。なぜ高額になったかという部分に関して屋根の構造のみが取り上げられているが、それはスケープゴートに近い理由だと考えている。日本のゼネコンの闇の部分が大きいと思います。
  •  

  • 計画見直しに当たってぜひ留意して頂きたいことが数点あるので、挙げていきたいと思います。

    1.建設計画は国土交通省の直轄工事として、国交省が主導となって設計から監理まで一括して監督管理すること。

    基本・実施設計の段階でもコスト超過したまま計画が進んでしまった最大の原因は、文科省の外郭団体の日本スポーツ振興センター(JSC)が建設の専門、判断能力もないまま、了承してしまったことによるものと思われます。

    新たに見直しを行うに当たっては、本来の建設部署である国土交通省の官庁営繕部が主導となって計画策定し、厳しくコスト査定、工法のチェック等を含めて一貫して指導管理すべきです。
    またJSCに計画を任せっきりにすると、同じ失敗を繰り返す恐れがあります。

    2.設計施工者選定コンペはデザイン以外にコスト等についても適切か否か判断できる建築家の審査員が選定すること。

    ザハ案を選んだ審査員長の安藤忠雄氏が会見で審査をしたのはデザインについてで、建設コストについては詳細な図面が出てないのであまり議論されなかった旨の発言をされていましたが、審査員としての責任を放棄したものと非難されても致し方ありません。

    改めて行われるコンペではデザインはもとより、プラン内容、建設コスト、工法、建設スケジュール等についてもしっかり判断できる建築家、強いて挙げればこれまでも新国立競技場問題について色々と提言されていた槇文彦氏に審査員長になってもらうべきです。

    3.コンペの要綱に計画条件、国と都のそれぞれの工費負担分、工事範囲についても明記し、財源の承認を取っておくこと。

    何よりもアスリートファーストの精神のもと、今回コストや機能上も問題となったコンサート用の開閉式屋根(遮音装置)は取止め、サブトラックも整備したスポーツ専用のための最高のスタジアムとして、計画すべきです。

    また工事金額が決まってから財源措置を検討するのでなく、予算の裏づけを取ってどこまでを工事として行うのかを国は国会予算承認、都は都議会の承認を予め取っておくことが必要です。

    4.設計施工者選定から設計、工事完成まで、一貫して経過内容をオープンにすること。

    今回のようにどのようにデザイン案が選ばれ、基本、実施、工事契約の各時点で詳細が不明確なまま金額だけが一人歩きすることのないよう、常に設計内容を各工種毎の内訳も含めて情報公開し、第三者からもチェック可能として、国民に理解を得られるようにしながら進めることが必要です。

    一つ気になるのは、改めて行うコンペは前回のデザインコンペと違って実際に設計・施工を行う設計者・施工業者を一括して選定することになるということで、恐らくこれだけの規模を設計・特に施工できるゼネコンというのは国内でも大手のゼネコン5社+準大手数社程度に限られてくると思われ、果たしてコストについても競争原理が働くのか、懸念されるところで、その意味でも審査の段階で厳しく時間をかけて見積査定チェックすることが必要です。

    5.責任者を明確に定めて、首相官邸直轄のプロジェクトとして進めること。

    今回ここまでこじれた最大の原因は当初の工事予定額を大幅に超過して誰も責任を取らないまま計画が進んでしまったことにあります。
    新たに計画を進めるにあたっては、総理をトップとした官邸直轄のプロジェクトとして、常に官房長官が進捗状況を把握した上で遅滞のないよう指示を出して進めることを希望します。

    政府が現在発表した予定では秋ごろまでに新たな計画を作り直し、設計施工期間を約50ヶ月として2020年春完成予定で進めるとのことで、逆算すると今年9月頃には改めてコンペ開催し、年内前後に設計施工者選定、2016年、年明け頃から設計開始して、同年後半には着工し、工事期間約44ヶ月としてぎりぎり間に合うというかなりタイトなスケジュールです。

    今度こそは後戻りは許されないので、確実に実行できるプランを望みたいものですし、2020年夏には全国民、全世界の国々から祝福される形でオリンピック・パラリンピックを迎えたいものです。

  •  

  • コンペなどはやらずに、旧国立競技場の図面をもとに最先端の技術で再生させるのはどうでしょうか。
  •  

  • コンペをする場合、大手しか応募出来ない出来レースならば、無駄な時間です。プロポーザル等の簡便なものにして、すでに工事する予定のの大成、竹中に随意契約でまかせる方法が早いと思います。
  •  

  • 設計契約したのならそのまま推し進めるべき。
  •  

  • 国民が納得する総予算は1000億円以内であり、あまりにも斬新すぎるデザインはいかがなものかと思われます。
    ザハ.ハディト氏のデザインを決定した安藤忠雄氏も責任の一端はあるのではと思います。
  •  

  • 新国立競技場は国民の意見を広く取り入れるべきだと思う。従来の手法にとらわれず
    周辺環境や将来の町造りも考慮に入れて考え、予算についてもこの赤字財政の状態では抑えなければならないと思う。未来の若者ばかりに負担をかけるのであれば、デザイン云々はいってはいけないと思う。私も含めて、いろんな面でおもいやりを大切にしていかなければならないと思います。
  •  

  • やはり設計者はコンペで選定した方がいいと思いますが、設計監理者だけのコンペではなく、施工者も含めて、設計監理&施工者の共同体でのコンペにするべきだと思います。
    そうすれば、デザインだけでなく、工事費や工期も提案することになりますので、今回のような問題は回避できるのではないかと思います。
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  • ずーっと反対運動に参加してきたし、FBでも積極に呼びかけてきた。基本的にはプログラムの問題で、子供の要求を全部入れて、予算と庭の事を考えてこなかったという事だ。
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  • 上記は、テレビなどでメディアが話題としている論法に準じた質問となっていますが、この問題を語るのには不適切かと思います。
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  • コンペより国民の声を何らかの形で聞くべき。
    あとは責任の所在を明らかにする体制の構築
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  • 競技場を使うスポーツ団体、すでに球場・競技場運営している団体に、
    できるだけ早く、新競技場への要望のヒヤリングして
    コンペ要望の素案に役立ててほしい。
    と思うが、どのようにアプローチしたら良いか・・・?
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  • 純粋に競技場としての用途として、建設すべき。
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  • 「常設8万収容、可動屋根付き」のプログラム自体を見直す必要があり、
    そこを変えなければ、価格のみの見直しになってしまう恐れが有る。
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  • 公共事業は、優れた建築であればお金が掛かっても良いと思います。
    予算オーバーの話のみ議論されますが、この場所で良いのか、この建築で良いのか、といったことをもっと議論すべき、と思います。
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  • ザハ氏のデザインは造形的には優れている面もあると思えるが、50年後、100年後の未來の人たちに何を語ろうとしているのか全く見えてこない。日本の文化面でもそうだし、教育的なメッセージを作品で表現して行く努力もまた建築家としての責務であるかずなのだが?
    将来の世代に維持管理費を押し付けてもいいという主催者側の姿勢も問われるはずである。
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  • 民主党時代の無責任なコンペが原因とはいえ、見直しが今に至ったのは絶望的な状況です。
    悪いのがすべて外国人建築家のようにマスコミを誘導するのは悪質の極み。
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  • 日本の建築家限定でコンペが良い
    但し安藤氏は除外
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  • 建築家が大きな視点から発言し、経済的な面において無責任と言われないようにすべきだと思う。
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  • マスコミは ザハの案の詳細も調べず(調べたくないのかも)予算の大きさのみ注目し騒ぎ立てている。聞いたこともない有名建築家が(槇さんを除く)ピンとのずれたことをもっともらしく情報番組で話し(話の内容から国際コンペや大型物件には関わったことがないよう)、司会者もよくわかっていないのに正義の使者みたいな顔をしてザハの案を酷評していた。(この司会者は以前オーストラリアのオペラハウスのような斬新な建物が なぜ日本にないのかと言っていたようだが。)
    多分、今の時代なら丹下健三の国立代々木屋内総合競技場も建っていないかもしれない。
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  • 情報開示を積極的に行ってほしい
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