ホームシアター

ユーザー 桑原建築設計室 桑原 廣 の写真

ホームシアターを住宅に計画する時に、いくつかの問題があります。
一番は騒音です。これに対応するために、地下室等に部屋を設けて、
設置する場合が多いと思います。また、画面が100~120インチ
程度と大きいので、視聴するための距離が必要です。
最低でも3.5m以上必要です。このため、ホームシアター用に
1部屋確保する必要があります。しかし、豪邸ならば良いですが、
普通の家で、ホームシアターを設置するには、工夫が必要です。
写真の住宅は、居間の収納に、プロジェクター を配置して、
窓上部の天井に、カーテンボックスのようにスクリーンを
設置しています。スピーカーは、6チャンネルを本体工事時に
配線しています。昼でも視聴出来るように、遮光のカーテンで
部屋を囲うことが出来ます。
普段は、居間として、使用出来きるので、大変便利です。
防音はサッシはペアガラス、壁はボード等を2重貼りしています。
内装は音が反響するので、カーテン等を使用して、
吸音をはかると良いと思います。計画の段階で、
ホームシアターの機器の選定を,設計者と綿密に
打ち合わせる必要があります。

120インチスクリーン

プロジェクター