変形地

ユーザー KAZ建築研究室 小磯一雄 の写真

道路と道路に挟まれた変形三角地に建つ6人家族のためのコンパクトな住まいです。開口部は極力少なくし東西道路からの視線や騒音を遮断しています。またこの地域特有の冬の西風も防いでいます。まるでショートケーキのように転倒しやすい形状のため1階をRC造とすることで構造強度を確保しています。外部に対しては閉じていますが、中央に中庭を設けることでそこから家全体にたっぷりの風と光を呼び込んでいます。この家は見る方向によって建物の大きさが変わる建物です。

西側外観
この建物が一番大きく見える角度です。全長は21.6mあり見方によっては船のようにも見えます。地域特有の西風を防ぐために開口部は極力最小限になっています。

南側外観
建物が一番小さく見える角度です。三角形の先端部分の幅は1.3m。シンボルツリーが街に緑を提供しています。

1階ガレージ
家の中央には愛車のためのガレージがあります。その上の円形部分は2階中庭に設置したトップライトです。

2階中庭
ここから家全体に光と風を呼び込みます。玄関がないためここがその役目をしています。床に埋め込んだ鉄平石は以前の家で使われていた敷石を流用したもの。

リビング・ダイニング・キッチン
小さな住まいのくつろぎスペース。大きなテーブルはリビングテーブルと食卓を兼ねています。階段は空間を狭くしないデザインになっています。

和室
両親のための和室。変形敷地の先端部分にあり、部屋の形状も敷地なりに変形しています。奥に見えるシンボルツリーを眺めながらくつろげる場所です。

デッキスペース
和室から繋がったデッキ。周囲を気にせずに風呂上りにくつろぐ場所でもあります。

東側外観
2階の中庭は1階ガレージや2階の和室・リビングや3階個室にも光と風を届ける重要な役目を持っています。