二世帯住宅(離れ)の建築

ユーザー マツモトケイスケ一級建築士事務所 松本啓介 の写真

二世帯住宅には完全分離型の二世帯住宅や

水廻りと玄関は共有し、リビングを2つ設けるタイプ、

寝室のみ分離するタイプなど様々なタイプがあります。

よく離れとして敷地に住宅をもうひとつ建築したいという相談がありますが、

キッチンやお風呂などの水廻り一式をそろえた形で完全別棟形式とすることはできません。

実は建築基準法において敷地の過分不可分という要綱があり、

ひとつの敷地に関連のない2つの建物を建築することはできないからです。

という訳で、完全分離型の二世帯住宅を計画する場合は

敷地を分割して計画するか(登記上の分割ではない)、増築して同一棟とするほかありません。

増築する場合でも、既存の建物を構造補強しなければならなかったりとする場合もありますので

その場合は予想している建築コストから大幅な増額を強いられる可能性が高いので、

敷地を分割する方法が多くとられています。