家族の距離感は、間取りと構成要素で決まる ── 心が静かに整う住まいのつくり方

家族の距離感は、間取りと構成要素で決まる。
家族仲が悪いわけではない。
会話もあるし、日常も穏やかに流れている。
それでも、
「なぜか家にいると落ち着かない」
そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。
大きな不満があるわけではない。
けれど、心のどこかで
少しだけ疲れている自分に気づく瞬間がある。
家族の問題は、関係性ではないことが多い
家づくりやリフォームの相談を受ける中で、
よく耳にする言葉があります。
「家族関係は悪くないんです」
「むしろ仲はいい方だと思います」
それでも、
・気を遣い続けてしまう
・一人になれる時間が少ない
・無意識に緊張が抜けない
こうした違和感を抱えている方は少なくありません。
実はそれ、
性格や家族関係の問題ではなく、
住まいの距離設計の問題であることが多いのです。
家族は、近ければいいわけではない
「家族は一緒に過ごすもの」
「同じ空間で過ごす時間が大切」
こうした考え方は、
これまでの家づくりでは当たり前でした。
しかし、暮らし方は変わっています。
生活リズムがそれぞれ違う
在宅時間の意味が人によって異なる
静かに整えたい時間が増えている
にもかかわらず、
住まいだけが
“常につながること”を強制してしまうと、
人は知らず知らずのうちに疲れてしまいます。
心地よさを決めるのは「距離感」
人には本来、
安心できる距離があります。
近すぎると息苦しく、
遠すぎると不安になる。
このほどよい距離を、
言葉や我慢で保つのは、とても難しい。
だからこそ大切なのが、
間取りと構成要素による距離の設計です。
視線の抜け方、動線の交わり方
素材の選び方、余白の取り方
これらが組み合わさることで、
家族の距離感は自然に整っていきます。
モダンな住まい・ホテルライクな空間が心地よい理由
モダンな家やホテルライクな住まいに
惹かれる方が増えている理由は、
見た目の美しさだけではありません。
それらの空間には共通して、
視線が整理されている
情報量が少ない
自分を取り戻せる余白がある
という特徴があります。
つまり、
心が無意識に休まる構成になっているのです。
家族関係は「努力」ではなく「環境」で整う
家族関係を良くしようとして、
話し合いを増やす
我慢を重ねる
気を遣い続ける
これらを続けるほど、
関係は疲れていってしまいます。
本当に必要なのは、
頑張らなくても整ってしまう住まいです。
住まいが変わると、
言葉が少なくても安心できる
一人の時間が増えても関係が壊れない
無理をしなくても心地よくいられる
そんな変化が、自然に起こります。
住まいは、生き方を映す器
どんな住まいを選ぶかは、
どんな人生を大切にしたいか、
という問いでもあります。
管理する家か。
委ねられる家か。
やまぐち建築設計室では、
暮らしと心が静かに整う住まいを大切にしています。
最後にもし今、
家を建てたい
リフォームやリノベーションを考えている
そして同時に、
「これからの暮らしを、
もう一段、丁寧に整えたい」
そう感じているなら、
一度、距離感に目を向けてみてください。
家族の距離感は大事ですから。
今回のブログが、
何かひとつ、
暮らしを見つめ直す
きっかけになれば嬉しいです。
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■やまぐち建築設計室■
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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