【50歳からの家】リフォームで、夫婦関係が変わった話

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

■ いつからか、家の中ですれ違っていた
「仲が悪いわけじゃないんです。
でも、会話は減っていました。」

50代のご夫婦から、こんな言葉をよく聞きます。

子育てが終わり、
夫婦二人の生活に戻ったはずなのに、
なぜか一緒にいる時間が噛み合わない。

リビングにいても、それぞれ別のことをしている
家の中で、無意識に距離を取っている
話しかけるタイミングがわからない

原因は、気持ちではなく、
“暮らしの舞台”が変わっていなかったことでした。

■ 子育て時代の間取りのままだった
このご夫婦の家は、築25年。

子ども中心に設計された間取りは、
当時はとても合理的でした。

でも今は、
子ども部屋は使われず
夫婦の居場所が定まらない
キッチンも洗面も、一人で使うには無駄に広い

「二人で暮らす家」になっていないことで、
自然と生活リズムも、気持ちも、ズレていたのです。

■ リフォームのきっかけは「会話の減少」
最初の相談内容は、
「水回りが古くなってきたから」でした。

でも話を重ねるうちに、
本当のきっかけは別にあることが見えてきます。

・家で一緒に過ごす時間が減った
・リビングが落ち着かない
・それぞれ自室にこもりがち

これは設備の問題ではなく、
空間が“今の関係性”に合っていないサインでした。

■ 家を変えたら、自然と会話が増えた
リフォームでは、
夫婦それぞれの「一人の時間」と、
二人で過ごす「共有の時間」を
無理なく両立できる間取りに整えました。

・キッチンからリビングが見渡せる配置
・並んで座れるダイニング
・リビングの一角に、気配を感じられる居場所

特別な仕掛けではありません。

でも暮らし始めると、
不思議な変化が起こりました。

「お茶飲む?」
「今日どうだった?」

そんな一言が、自然に生まれるようになったのです。

■ 家は、夫婦関係を“映す鏡”
リフォーム後、奥さまがこう話してくれました。

「家を直したというより、
これからの二人の関係を整えた感じがします。」

家は、ただ住む場所ではありません。

どこに座るか
どこを通るか
どこで顔を合わせるか

その積み重ねが、
夫婦の距離感を静かに形づくっています。

■ 夫婦関係を変えたのは、話し合いの時間
今回のリフォームで一番大きかったのは、
間取りよりも、対話の時間でした。

・お互い、何がストレスだったのか
・どんな時間を大切にしたいのか
・一人になりたい瞬間はいつか

こうした話を、
“家づくり”というテーマがあるからこそ、
素直に言葉にできたのです。

■ 50代のリフォームは、関係を整えるチャンス
若い頃は、忙しさで見過ごしていたことも、
50代になると、きちんと向き合えるようになります。

リフォームは、
壁や床を直すだけのものではありません。

これからの夫婦関係を、もう一度デザインする機会。

家が変わると、
暮らしが変わり、
関係も、少しずつやさしく変わっていきます。

家は「過去の記憶」を守る場所であり、 これからの「人生の舞台」にもなります。そろそろ、自分たちのための家に“暮らし替え”しませんか?

ナイトウタカシ建築設計事務所では、 50代・60代のご夫婦が安心して次の暮らしを描けるよう、 「建て替え or リノベーション」判断をサポートしています。

▶ 詳しくはこちら → 暮らし替え相談ページへ

建てる前に、“どう暮らしたいか”を一緒に整理する。
そんな家づくりを、大切にしています。

ナイトウタカシ建築設計事務所の全プロジェクト一覧
設計の世界観・悩み別サポート・テーマ別の住まいなど、
すべての家づくりプロジェクトをこちらにまとめています。
→ https://lit.link/ntaa

ご相談・ご質問はこちらから
家づくりの不安やテーマづくりについて、気軽にお問い合わせください。
→ 公式サイト(https://www.ntas.info/)