土地探しというか土地選びのお話⑧

先日から、これから土地から家づくりを考えてる方と
お会いした時のお話をきっかけにしています。
昨日は、道路との高低差といっても、道路より敷地が低い。
そんな場合についてお話しました。
道路や隣地の雨水を考えると、高低差はなくす方向で
敷地を造成した方がよいですよ。
そんなお話でした。
今日は、道路との高低差という中で、少しややこしい
ケースをお話しておきたいと思います。
眺望のいい山の方の土地が候補になるとして、
よくあることなんですけど。。
前面にある道路がフラットではなくて斜めになってる。
そんなケースです。
斜めになってること自体は、よくあるのですが、
斜めのこう配が急だと、困りますよね。
道路側ということは、駐車場が欲しいでしょうから、
乗り入れする箇所は道路と近い高さにしないといけません。
当たり前ですけどね。
ただ。1台であれば、調整しやすいんですけど
2台、3台となっていくと、道路と高さを合わせるのは
難しくなるのは想像できるかなと思います。
だったら、道路勾配に合わせて、駐車場の斜めにすれば
いいんじゃないの?って思ったかもしれません。
駐車場をある一定以上の勾配にすると。。
車のドアの開閉が難しくなります。
毎日のことなので、困りますよね?きっと。。
それと。
道路のどこを基準に敷地を設定するかも重要です。
水上(一番高いとこ)に設定すると、水下側には
相応な高低差ができるので、擁壁が必要です。
水下(一番低いとこ)に設定すると、水上側は、
道路より下がった位置になる=建物が道路より低い
ということになるので、雨水のことを考えると
あまり好ましいとも言いにくいですよね。
しかも。
道路の土留めをすることは現実的ではないです。
どちらかといえば、水上に設定ではあるのですが、
駐車場やアプローチの配置とのバランスであったり、
隣家との高低差のことも勘案しながら設定することが
必要になります。
何をいいたいのかというと。。
前面道路が、あまりに急な勾配の土地というのは、
かなり難しい設計が伴うので、とても慎重に取り扱う
ということが大事になります。
そういう場合は、設計士に相談した上で、購入を
判断することをオススメします。
参考にしていただければ幸いです。