土地探しというか土地選びのお話②

昨日は、これから土地から家づくりを考えてる方と
お会いした時のお話をしています。
土地の情報シートから読み取れなかった敷地奥の
高低差についてお聞きした話をもとに、
いくつかアドバイスをさせていただきました。
今日はその続きです。
話をお聞きする流れの中で、敷地の道路からの
ストリートビューを目にする機会がありました。
あれ?
敷地の奥に高低差があることはわかったのですが、
道路と敷地にも高低差がありそう。。
階段の段数とか、お隣さんのブロックの数とか
見ると、1.6-1.8mくらいはありそう。
ただ、昨日お話した崖条例に抵触する2mの
高低差まではなさそうな感じでした。
(ただ、しっかり測った方がよいですが)
この道路側に、現在1台のガレージしかないので、
2台は駐車できる駐車場をつくりたい。
そんな風に思っているとのこと。
つまり。
敷地を削ることになるので、2m高さの擁壁を
つくらないといけないことになります。
ちょっと待てよと思って、情報シートを見てみます。
何を探したのかというと。。
宅地造成規制法のかかる土地だと相応な手続きが
必要になるので。
情報シートには記載はない。
でも。
アチコチに高低差がある土地柄みたいなので、
気になって、ネットと調べてみたら。。
宅地造成規制法のかかるエリアでした。
造成計画によっては、その法律に適合する擁壁を
つくらないといけないわけです。
建物や擁壁等の解体は、売主側ということなので
何も考えずに、更地にしてしまったら。。
申請が必要になる可能性が高くなってしまいます。
それより。
申請するかどうかも大事なんですけど。。
敷地の奥だけでなく、道路側にも擁壁(土留め)が
必要になることになるので、その分費用が掛かります。
この敷地の間口が10mほどあるし、左右隣家との
高低差もできてしまうので、駐車場をつくると
20mくらいの流れの擁壁が必要になるわけです。
しかも。高低差2.0mほどの内容で。
それって、そんなに安くないですから。
土地の値段に、奥の土留めだけでなくて、
道路側に擁壁までいることになる。。
もしかすると、相場より高くなってしまうかも
しれませんね。
相場のことより、その分、予算は圧迫しますから。。
まだ、契約前なのでよかったのですが。。
購入していたら、大変なことになってそうです。
土地を見極めるって。。
土地選びって、実は奥が深いんです。
土地選びから、設計士と一緒に行動すると
安心できるんじゃないかと思います。