キッチン背面の収納のお話し⑥

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、キッチンの背面収納のうち、
下台は通常通り設置するとして。。

その上に設置する吊戸棚のお話しを
しました。

身長があまり高くない奥様の場合は、
高い位置にある吊戸が有効に使えないので、
なしにする方もいますよ。

そんなお話しでしたよね。

今日は、もう少し違うカタチをご紹介します。

キッチンの「背面に」収納。
対面のキッチンであれば、そうなることが多い。

では。こちらをご覧ください。

キッチンのカタチから見た方がよいかもしれません。
壁付けかと思いきや。。シンクありませんよね。

こちらは、シンクとコンロが分離している、
いわゆる、Ⅱ型のキッチンなんですよね。

背面に設置されるのは、掃除のことも考えて、
コンロになることがほとんどです。

こちらも、その形です。

通常だと、コンロ側のキッチンの幅は1.65mほど。
でも。よく見ていただくと。。

もう少し幅がありそうなのってわかりますか?
実際、全長が2.4mほどあるんです。

そして。コンロのあるハコの横に、
同じ高さで、同じ仕様で、収納が並んでいます。
というか、ほぼ一体に見えますが、実は別物。

つまり。
背面に収納ではなくて、横に収納があるんです。
皿なんかを収納しておくと、調理したものを
ササっと盛り付けできるので、合理的でしょうね。

見た目はスッキリしているし。
盛り付けできるカウンターは増えるし。
ササっと食器を取り出せるし。

人によりますが、これも一つのう有効なカタチですよね。

ちなみに。
家電が一部しかないですよね。

向かって右側に冷蔵庫があるのですが、
その脇に家電スペースが設けてあって、
そこにレンジとか炊飯器は、設置しています。

よく見てみると。。

シンクのあるアイランド部の位置が、
コンロにも、冷蔵庫にも、家電にも近い、
絶妙な位置関係にあるのも、この家の魅力です。

キッチンもそうですが、キッチン周りの収納の
考え方は、とてもユニークなので、参考に
していただけるとよいかもしれませんね。

切りがいいので、今日はここまで。
明日に続きます。