改めて玄関手洗いの話⑤

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、玄関先に取りつけた手洗いの
事例を紹介しながら説明しました。

洗面自体も大事なのですが、
壁のタイルとか、ペンダントライトとか
洗面周りのつくり方で雰囲気違いました。

今日は、その続きとなります。

見た目に相当こだわりながら、
掃除のことも考えた方がいらっしゃいます。

こちらご覧ください。

玄関先の手洗いなんですけど。。
ボウルが相当大きいのってわかります?

少し変な例えなんですけど。
よくある手洗いのボウルでしたら、
この1/3ほどの大きさです。

なので。
手洗いした時に、ボウル外に水撥ねする
ことが懸念されますよとお話ししました。

ただ。
こちらは、有効幅いっぱいに近い大きさ!

それもそのはず。
こちらは、通常洗面台に使うボウルですから。

この大きさあれば、子供も気兼ねなく
思いっきり手を洗えます(笑)

それと、幅だけでもなくて。
ボウルがかなり深いんですよね。

おしゃれな手洗いや洗面ボウルって、
なぜか浅いタイプが多いので、
水栓から出た水自体が水撥ねする
なんてこともあったりするくらい。。

幅が広くて、しかも深い。
機能的な側面はすごくいいですよね。

しかも。
スクエアなカタチに、マットなグレー色。
ブラックの水栓との組み合わせも素敵です。

さらに。
スイッチやタオル掛け、ペンダントライトに
木目や真鍮を取り入れて、いいアクセントです。

見た目の機能性の両立。
大事にしたいですね。

それと。少し話は変わりますが。
手洗いのボウルの形状についてふれておきます。

ボウルがカウンターの上に載ったベッセルタイプと
カウンターより下にボウルがあるアンダーシンク
があります。

見た目はお好みでよいのですが、
機能的な側面からお話ししておきます。

ベッセルは、ボウルの深さは確保できますが、
ボウル側面とカウンターとの取り合い部分に
コーキングを使うため、掃除はしにくいです。

アンダーシンクは、カウンターとつなぎ目がない
ので、掃除をすごくしやすいです。
ただ、なぜか浅いものが多いので、水撥ねは
結構すると思います。

ボウルを選定するときは、その辺も考慮しながら
していただけるといいかなと思います。

ということで。
玄関手洗いのお話しはここまで。

明日からまた違うお話しです。