既存擁壁の調査

ユーザー オープンサイト建築設計事務所 双木洋介 の写真

既存擁壁の調査についてですが、とても難しいお題ですね(笑)。

正直、鉄筋探査機などで調査できたとして、径や本数やかぶり厚が判明し、施工当時の図面通りだったとしても、それでも現行の法規に合っていない可能性もあれば、当然クラックなどあるでしょうからそこからの水分の侵入や腐食の状況をどう考えるか・・・実際問題としては「調査はできるけど、その結果では安全性は担保しようがない」という結論しか導けない気がします。 補強するにしても、既存の状態が担保できなければ、基本的には補強する新規の方で自立して保っている(そこに既存が寄り添っている)状態でないと意味ないでしょうし、だったら一度撤去して新しく作ってしまった方がいいのか、悩みは尽きないですね(笑)。

個人的な結論としては、元も子もない言い方ですが
・強度は担保しようがないから、既存擁壁の負担になるような位置に新築しない
・万が一、既存擁壁が崩れたとしても、建物に影響が出ない位置でしか新築しない
→崩れたらしっかり現行法規に則った形で再構築する、という前提での計画しかやりようがないのではないでしょうか。

ご参考までに。