小さく空間をつくる可能性から生まれる居心地の良さと優位性そして余白のある暮らし。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

例えばですが、

空間を小さく計画する事で

物事が解決する事もあります。

強みが小型化技術という事で

成功する企業の商品事例があるように、

僕も実際に

建築設計を行う際に

あえて小さい空間と

広い空間を対比させることで

空間全体を使い心地よくデザインした事例や

広い家にあえて狭い空間を生みだすことで

居場所がサイズ感として落ち着く

という心理効果をデザインしたり・・・・。

今では多拠点生活という

暮らしのスタンスも多くあるので

あえてサイズを少し小さめに計画して

後々は離れや

暮らしの変化に応じて

場所を再活用したり

再構築したり・・・という考え方も。

暮らしの価値観に応じて、

狭小住宅(タイニーハウス)と呼ばれる

小さな住まいのカタチを

デザインする事もあります

建築が小型化すれば

敷地も小さくて済む道理で、

夫婦二人の住まいや

暮らしの価値観に応じて

サイズ感も異なりますから。

では果たして「小さくつくる」とは

どういう事なのかについて少し・・・・・。

玄関は要るのか?。

家をマンションのように

ワンルーム化しても良いのか?

例えば、

cafeやショップに入ると

店内が一望できますね。

あのイメージで

前室としての玄関は

要らないという考え方も

ひとつだと思います。

玄関ドアの気密性が向上し、

カメラ付きドアホン(インターホン)で

居ながらにして

来客が誰かわかる時代になっています。

スマホにも画像を

飛ばすことが出来ます。

訪問者によって色々と

対応のカタチもありますよね。

個室は3畳で充分かも知れません。

ロフトベッドが入れば

その下に机と椅子、

小さな収納は置くことが可能です。

それでもカプセルホテルの

部屋2個分は確保できる

空間です。

茶室のような設計理論の中に

空間を落とし込む事で

物理的寸法だけではない

居心地の良さも生まれる空間

という考え方・・・・・。

勿論、立体と水平のバランスで

奥行きを生み出す空間の感覚も

あわせてデザインする事で

実際の広さと

認識での広さを変化させることも

それらに対するデザインの工夫として

考える事が出来ます。

収納は立体的空間利用で

3倍確保が可能にあります。

3列3段のハンガーパイプや

ロフト、

床下収納など

色々な工夫で容量を確保できます。

収納が多いのが

小さくできる秘訣でもあります。

気持ちいいという感覚を大切に

あくまでも畳数にこだわるよりも

見える風景、差し込む光、

ストレスを感じない「つくり」や

動線など居心地に

フォーカスした空間づくりが大切です。

固定観念を一旦捨てれば

色々な可能性が生まれます。

例えばですが

広さとコストの狭間で

家づくりを諦めていた方々、

この時点で見直してみませんか?。

可能性のある建築のデザインは

過ごし方や心地良さを

変化させつつ

気持にも余裕を生み出す拠り所が

存在していますから。

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央