アトリエ兼住宅

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

ひとくちにアトリエ兼住宅と言っても色々と考えられますが、私が以前に設計したアトリエ兼住宅は、仕事をリタイヤされた建て主が趣味の絵画を本格的に描くためのアトリエを併設した住宅でした。

アトリエについて希望を伺うと、比較的大きなサイズの絵画を描き、お仲間とも一緒に描くことも想定されていらっしゃったので、アトリエ空間のボリューム(広さと天井高さ)と住宅との動線計画を念頭に入れて設計しました。

お仲間もいらっしゃることを考慮して、玄関は少し広くし、住居スペースを通らず玄関から直接アトリエに行けるような動線にしました。

また、絵画を描くためのアトリエで大切な点は、直射日光を入れない空間とすることです。
絵画を描くうえで、微妙な色の違いを判断したり、絵画本体を保存するうえで、直射日光は大敵です。

したがって、まずアトリエ空間の配置を北側に決めて、開口部も北側の高い位置に設けました。
もちろん、絵画のサイズも考慮して天井を高く、壁と天井は白に統一しました。
さらに大きなサイズの絵画を搬入搬出が可能なように絵画専用の出入口も設けました。

絵画のアトリエに限らず、アトリエ内にはミニキッチンのような設備もあったほうが良いでしょう。