窓ってどう決めるの?⑬(シャッターとか)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日まで、いろんな開き勝手の窓を
ご紹介してきました。

ほんと。たくさん種類ありますよね。
せっかくあるので、ひとつひとつの特徴を知って、
その空間にほしい窓を探してみてください。

もちろん。
いきなり自分では決めていけないと思いますので、
設計士の力を借りながら進めていくのがオススメです。

さてさて。
今日は、窓自体のお話しではなくて。
窓周りの関係についてとなります。

タイトルにあったのでわかると思いますが。。
まずは、シャッターのお話し。

最近では、大きな窓にシャッターをつける。
そんな家が多くなっているかもしれません。

ひと昔前であれば(今でもありますが)
いわゆる雨戸のような役割でしょうか。

台風の時の風対策として。
防犯対策として。

それ以外にも。
夜勤の多い人には、昼間の日差し対策として。
夏の日射を遮蔽するために使うなんて人もいます。

では。シャッターを付けることが最善なの?
というと、そうでもないかなと思っています。

シャッターのお話しをすると、必ず出る話題は。
①防犯対策として
②台風の時、何か物が飛んできたときのため

そんなご要望だったりします。
でも。それって、ほんとに効果あるのか??
ということで、以下のような話をさせていただきます。

防犯対策。
もちろん、窓の外に、もう一枚防御するものがある。
そういう意味では、安心できそうです。

不審者が侵入するにしても、窓以外にひと手間かかるので
やめようかなと思ってもらえる可能性はあります。

シャッターが閉まっていれば、中の様子がわからないので、
在宅かどうか判別できないのもいいところ。

ただし。
シャッターをずっと閉めていたりすると、不在だって
周りに伝えているようなもの。

逆効果になる場合も考えられます。

それと。電動であればこじ開けも難しいですが
手動だと、結構簡単に開いてしまうので、注意が必要ですね。

防犯目的でしたら、せめて電動がいいと思います。

それと。台風の時のモノ対策。。
確かに、何か飛んで来てぶつかってきたら
窓はひびが入るか、割れてしまいますよね。

特に、台風だと、雨もあるので、ガラス割れると、
中に水が入ってきて大変です。

シャッターあると、安心な側面もありそうです。

でも、冷静に考えてみてください。

何か物が、飛んできて、ピンポイントで、その窓に当たるか。
もちろんゼロではないですよ。
でも。確率は想像しているより高くないのかなと思います。

なので。台風対策としてシャッター。
どこまで想定しますか?って問いかけたりしますね。

おっと。長くなってしまいました。

明日に続きます。