おしゃれなガルバリウム鋼板の家の外観

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

ガルバリウム鋼板は主に屋根材として使われますが、外壁材としてもよく使われる建材です。

軽くて耐久性があり、加工しやすく、金属板特有のシャープさを表現するのに適した仕上げ材と言えるのではないでしょうか?

このガルバリウム鋼板ですが、あくまでも素材の名称であり、葺き方(貼り方)や形状もさまざまです。
葺き方では、一文字葺き、立てハゼ葺き、横葺きなど、形状では波板や凹凸のあるスパンドレルなどがよく使われます。

これらの組み合わせだけでも多くの種類がありますが、これに色が加わるとさらに選択の幅は広がります。

私の事務所では、シャープで金属の特徴を生かした色、メタリック系あるいはマット系(つや無し)をよく採用しています。
しかも明るい色よりもブラック系、グレー系、シルバー系といったモノトーンの色を選択します。

理由としては、上記の色のほうが住宅のボリュームが引き締まり、シャープさが強調されるからです。
また、住宅地、特に住宅が密集し、車の往来が多いエリアでは、外壁の汚れが目立ちにくいという点からモノトーン系の色のガルバリウム鋼板を採用しています。

ただし、この建材を外壁に使う場合、屋根とは違い周囲から見られる面積(範囲)が大きいため、葺き方や色使いなど配慮や工夫が必要です。

私の事務所では、外壁の出っ張りや引っ込み(外壁の凹凸)で葺き方や色を変えて外壁のデザインを工夫しています。

写真は昨年竣工した都市型住宅で、大小の箱を積み重ねた外観が特徴です。
ロフトがあり、建物の高さもあるため、1色では圧迫感を与えて間延びしてしまうことを考慮して、凹凸を含めて大小の箱を強調する意味から2種類の色のガルバリウム鋼板を採用しました。
また、出窓や縦長窓のところにはガルバリウム鋼板の平葺きにして他と異なる葺き方にしています。