間取りとプランと暮らし方の提案に玄関の重要な役割と日常の利便性をイメージするように、扉の向きと広さ、そして生活に直結する設計デザインと提案の付加価値。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

※住まい手さんにとって程よい居心地を生み出す玄関ホールと回遊の為の通り土間

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

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使いやすい暮らしの空間として

玄関の間取り。

リビングやキッチンほど

皆さんはじっくり考えることが少ないと思います。

「玄関」の事。

毎日出入りに使う部分なので、

便利だけではなくて

過ごしやすく使うためには、

知っておきたいポイントもたくさんあります。

暮らしやすさを生み出す

玄関にするためのポイント。

余裕のある広さ。

まず検討したいのが玄関の広さです。

できれば、

余裕のある広さだと使いやすくなります。

気をつけたいのは、

広すぎてもかえって使いにくいという事。

一般的な広さでは、

土間とホール部分を合わせて

3畳くらいでしょうか。

土間部分の奥行きが1.2mくらい、

靴箱を置いたとしても

ホールの横幅が1.35mくらいは取れます。

玄関で家族が2人並んで

靴を履いたりもできる広さです。

持ち物に合わせた収納スペースの確保。

収納スペースの取り方も、

悩むポイント。

玄関に収納したい荷物の量と相談して、

どれくらいの収納を

設けるのか考えてみるように。

靴や傘がメインなら、

一般的な靴箱でも十分です。

アウトドア用品や子供の自転車、

雨具なども置きたい場合は、

シューズクローゼットが

あった方が便利かもしれません。

収納スペースが広いと便利ではありますが、

その面積分コストは上がりますので、

バランスよく取り入れるべきです。

そして動線をさえぎらない

玄関ドアの向き。

最近は、開き戸にする方が多いのですが、

扉の開く向きをよく検討するように。

玄関に向かって

左右どちらかに壁があれば、

壁に向かって開くように。

開けたときの角度を広く取るためです。

また、外や駐車場から

玄関に歩いて来た時、

人の動きをさえぎらない向きを

考える事が重要。

玄関ドアに向かって

右側に駐車場がある場合、

左から開けるドアだと、

一旦ドアを通り過ぎて開けるようになり、

動きがさえぎられてしまいます。

明るさの確保を

どの程度で考えるべきか?

玄関の明るさについてです。

明るさのチェックというのは、

意外に忘れがちなもので、

いろいろと検討したはずなのに、

気がついたら

玄関が真っ暗な

間取りになっているという事にならないように。

できれば、

昼間は照明をつけなくてもよい

そんな明るさを確保したいものです。

明るい玄関にするためには、

明かり取りの窓がついた

玄関ドアを選んだり、

玄関周辺または

離れていても適切な範囲に

窓を設けたりするように。

そして玄関が使いやすくなる間取り。

外で使うものを

玄関土間周辺で収納する。

雨具や傘、アウトドア用品、

子供の自転車やベビーカーなど、

玄関周りに収納しておきたいアイテムを、

スッキリと片付けることができます。

シューズクローゼットも兼用する事で

屋外収納も必要なく、

使いたいときに

外へ出しやすいのも検討の理由です。

玄関土間の広さに余裕があれば、

玄関土間を広めに確保するのも良いです。

趣味の自転車のメンテナンススペースに使ったり、

遊び場になったり、

ちょっとしたベンチや椅子を置いて

コミュニケーションスペースや

ゆとりの場としたり・・・・・。

ライフスタイルに合わせて

さまざまな使い方ができます。

広めの玄関ポーチ玄関を出たところに、

広めの屋根のあるポーチを設けるのも、

便利です。

雨の日でも濡れることなく

鍵を出したり傘を畳んだりできる他、

予備の自転車置き場に使ったり、

最近の傾向であれば

置き配スペースに活用したり

することもできます。

あまりじっくり

考えることも少ないかもしれませんが、

広さや収納だけでなく、

明るさ、扉の開く向きまで

キチンと意識しておくと、

毎日出入りする玄関が

とても便利になります。

僕は住まいの提案や間取り計画の際にも

そういう部分も含めて

打ち合わせに対して

調整を提案しています。

そういったポイントで、

暮らしの使い勝手が

変わってきます。

暮らす場所の範囲は

リビングや寝室、水回りもそうですが

外部、庭やガレージスペースも含み

全体像をプランとして検討することが大切。

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
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※見通しを良くする窓と裏庭からの出入り動線・ロフトへの動線