窓ってどう決めるの?①

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日お話しした家事のお話し。
ずいぶんと気になっている方が多いみたいですね。

特に。
共働きの奥様には、切実な内容なので、
いろいろとアイデアが欲しいのではないでしょうか。

家事動線を合理的にする。
といった、当たり前の解決ではなくて、
もっと根本的なことから解消したい!
という方には、「ゼロ家事ハウス」まで。

さてさて。
今日から、新しい話題になります。

その対象は、窓です。
室内窓もありますが、あくまで外回りの窓についてです。
いろんな切り口ありますので、順番にお話ししていきます。

今日の切り口は、窓枠の素材について。

皆さんお住まいの家の窓の枠。
どんな素材でできていますか?

というか。

冬に窓をみると、ガラスが曇っていたり、
枠に水滴がついていたり、
カーテンが濡れていたり。。
拭いても拭いても、水滴が現れてきませんか?

そうなんです。結露ですね。

家づくりされる前の賃貸住まいの時や、
古いご実家なんかで、困っていることの最有力候補。

せっかくの新居では、それを解消したいですよね??

結露の起こる仕組みとかは、他のサイトなんかに譲るとして(笑)
結論からお話ししますと。

ここ最近の木造の家であれば、よほど見かけることはありません。

実際、もともと困っていた人が、新居に暮らし始めて、
冬場にお話し聞くと、「忘れてました」っていうくらいです。

ここ10年くらいの間に、窓の性能がグッと上がりました。

その中でも、今日は、窓の枠について。

昔からよく使われているのって、アルミです。
アルミ鍋をイメージしてもらうとわかりますが、熱を伝えやすいので、
冬には、外の冷たさを伝えてくれます。

触るとヒヤッとしますし、近づいただけでも寒気しますよね。

その側面は、アルミの気になる点なのですが、
鉄みたいに、錆びたりしないので、長持ちするのはいいところ。
だからこそ、昔からよく使われています。

では。その熱の伝えやすさを解消するため、
アルミではなく、熱を伝えにくい素材として登場するのは、
木と樹脂です。

両方とも熱を伝えにくいので、結露という意味では
とってもいい素材なんですけど。

木は、塗装しないと劣化していきますし。
樹脂も、長持ちはするのですが、アルミほどではありません。

昔の日本では、木の窓って多かったんですけどね。

最近では。
樹脂枠の窓もずいぶんと多くなってきましたが、
アルミの良さを残したいということで、
外側をアルミ、内側を樹脂にしたハイブリッド窓が登場し、
今や主流となっています。

ハイブリッドって、日本らしい発想だなって思います(笑)

ということで、窓の枠の種類としては。
樹脂か、アルミ+樹脂のハイブリッドかになります。

おっと。
ついつい長くなったので、続きは明日へ。