タイルのお話し⑦(モザイクタイル)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日からスタートしたモザイクタイル。
気になる方多いみたいですね。

実は、昔からよく使われていたのですが、
最近は、装飾的な役割で採用されるようになってます。

ほんと。いろんな装飾の形があって、
とても奥深いタイルなんだと思います。

さて。さて。
お待ちかねだと思いますので、モザイクタイルのお話しへ。

まずはこちら。

昔から使われているようなモザイクタイルです。

ちょうど、3cm角ほどで、光沢があります。
青ベースでさわやかですが、少しくすんだ感じの色合いですね。

もう少しよく見てみると。。
タイルは、色の違いだけでなく、少し模様が入っているものもあります。

単純な色だけでなく、柄も混ぜたりするのは、
先日ご紹介したインテリア向けの10cmタイルでもありましたよね。

少し柄が混ざっていて個性的ではありますが、
大きさや形から、こちらを基準にして、その他タイルをご紹介します。

次は、こちら。

ポイントは、洗面の天板ではありませんよ。
壁にご注目ください。

よくみていただくとお分かりだと思いますけど、
何やら風景画になっていますよね!!

ビックリじゃないですか?

こちらのモザイクタイル。
なんと、一つの大きさは、1cm角なんです!

定規で1cmを測ってみてください(笑)
ものすごく細かなタイルなんですよね。

色のバリエーションが豊富なのも大事なポイントですが、
組み合わせ次第では、ご紹介した事例画像みたいに、
いろんな柄やパターンができます。

つまり。
自分だけの壁面をつくりだすことだって、できちゃいます。
ただし。完全オリジナルにするには、かなり根気は必要です。

では。
こちらはどうでしょう。

同じような場所で使っていないので、比較はしにくいかも。。
こちらのタイルは、5cm角になります。

かなり大きい面積に採用しているのですが、
ミックスされたモザイクになっているのは、このタイルの大きさだから。

もし、この面積で、1cm角を採用したら、
モザイク柄というより、大きな面になってしまうと思います。

ここまでに3つご紹介してきました。
その中で、一点大事なことがあります。

それは、スケール感です。
小さな面積で使うのであれば、細かくてもモザイクに見えますが、
大きな面積で使う場合は、相応の大きさのタイルでないと、
モザイクに見えなくなってしまいます。

ただ。
ご紹介したように、絵画のように見せたいなら、
細かなタイルを大きな面積で使うのも一つの方法です。

どんな雰囲気にしていきたいのか。
設計士と相談しながら決めていってくださいね。

明日は、これまた違ったモザイクタイルをご紹介します。
お楽しみに!