坪単価に含まれるもの

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

ハウスビルダーのチラシなどに坪単価○○円~などと書かれているのを見かけます。
単純に延べ床面積に掛け算して建築コストの目安にするわけです。
詳細見積もりを見ればわかりますが、実際は、
多岐にわたる工事の、材料費、人工(にんく)、各職方の利益、経費、
すべての足し算で建築費は算出されます。
あまりに多くの材料と、大勢の人工がかかるため、はじめに予算立てするための目安が、坪単価というわけです。
単純に建築工事と電気ガス水道などの設備工事を合算したものが坪単価とされることが多いです。
含まれないのが、
水道市納金や敷地への引き込み費用、各申請費から設計監理料、建築確認申請費などです。
これらは諸経費とされ、さらに借り入れのある場合はその手数料や瑕疵担保保険料、
消費税、不動産取得税など税金と、
別途お金はかかります。
資金計画をしっかりと事前にやって、建築に、純粋にどのくらいの費用がかけられるのか。
そこから坪○円くらいのグレードでこのくらいの広さで計画しよう、
となっていくわけです。