六角形の家

ユーザー 南俊治建築研究所 南俊治 の写真

六角形の代表的な物にハチの巣穴があります。
六角形を精密に隙間なく並べた構造をしています。
これをハニカム構造といい、六角形の巣穴は、必要な材料を少なくできるだけでなく、耐久性にも優れ、貯蔵力もあります。
「六角形」は、最小のエネルギーで最大の効果が得られる特別な形で、自然が作り出す最も安定した構造といえるでしょう。
住宅において、事例がないわけではありませんが、普及しないのは敷地形状が矩形の場合が殆どで地の部分に余白の遊びができるのでよほど大きな敷地でない限りは採用されないのではないでしょうか。
以前私の設計した相生めぐみキリスト教会がありますが、敷地形状が歪で比較的広かったこともありますが、礼拝堂を菱形とするなど三角モジュールで構成したことはあります。そのことで差別化と独創性が生まれ、地域にシンボル化し逆に今では馴染むようになっています。

相生めぐみキリスト教会

外観