土地探しから家づくりするには?④

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昨日は、土地を探していくために、
金額だけでなく、土地の広さが大事。
そんなお話しでした。

当たり前でしょう?
と思った方がいるかもしれません。

でも。
漠然と50坪は必要でしょう!とか。
なんとなく、40坪くらいが多いから、それくらいかなとか。
希望エリアの近くの建売の広さを参考にしたら、
これくらいの広さだよね。

なんて。。

もちろん。最初から、カチッと決めていくのも
難しいのですが、ある程度は目安が必要です。

どこかで見かけて、気に入った間取りがあったとして。
この敷地に入りそうなら、ある程度の参考にしましょう。
探すための参考程度ですよ。
何もないよりはいいですから。

いろいろ考えて。
物理的には間取りが入りそうな土地があったとします。
でも、いきなり購入はできませんよね。

だって。
全体予算に納まりそうなのかがわかっていないですから。

よく聞く話として。
気に入ったエリアに土地が出てきたので、
坪単価で算出した建物費用を目安に、購入。

具体的に設計を始めて、気が付いたら、
全然予算オーバー。
しかも、土地が高すぎて、建物に費用がかけれない!!

そもそも建てないわけにもいかないので、
相当無理して資金を増資する。

なんてこと。あったりしますから。

なので。
最初の段階で、土地と建物のバランスが大事です。

私がよくお話しする際はどうするのか。

まずは、無理のない総資金を、
独立系のFPと相談して決めてもらって、
その資金から、諸経費を差し引いていって、
土地と建物の費用を算出します。

おおよその要望をうかがって、参考プランを眺めて、
その方がおおよそ、どれくらいの家を建てたいと思ってるかを
判断した上で、建物費用を差し引いて、土地代を出します。

そう。
土地代って、最後にわかる流れなんです。
この順番間違えると、建物立たなくなりますから。

土地にかけることのできる金額がわかったら、
そのエリアの相場観を見ながら、土地の規模を決めていきます。

上限ここまでの金額で、この広さ前後の土地を探しましょう。
ここまでいうには、相応に話をしておかないとできないです。

実際、そこまで具体的でないと、土地を真剣に探せないと思います。

ということで。
土地探しのためには、ある程度準備が必要です。

一人ではなかなか難しいので、客観的な立場から
アドバイスしてくれる、FPや設計士をパートナーにすると
いいですよ。

いや。
ハウスメーカーの営業や不動産関係の方でもいいんじゃない?
という声が聞こえてきそうです。

実はそうでもありません。
明日はその辺お話ししますね。