家の湿気対策

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家の湿気対策について、このブログは生活のノウハウではなく建築関連のノウハウですので、設計する際に気をつけていること、を書きたいと思います。

1番大きな問題として、高気密住宅を目指す or 目指さないという問題があります。

高気密を目指さない=伝統工法的(在来工法でも)に、内外土壁や漆喰などで作る方法で、こちらは基本的な考え方としてそもそも気密ということを考えていないので(笑)断熱性能としては劣る部分はありますが、常にどこかから通気がされている=極端に窓が無い部屋などを作らない限りは(土壁や木材も呼吸をしていますので)湿気がそこまでひどい状態にはならないと思います。今の時期のような梅雨時は外の湿気に影響も受けますが。

次に高気密住宅を目指す場合、この中でも2通りの考え方があるかと思います。
A案としては、いわゆる新建材で高気密に作っていき、換気扇など設備で湿気を排出していく方法。
B案としては、高気密に作っていくんだけど、内部では木材などが表しで使っていたり、フローリングが無垢材だったりと、気密された箱の中で自然素材に呼吸をさせて湿度調節をする方法。

当事務所では、最後に書いた方法で設計をしていまして、そうすることで断熱性能も高めることが可能・外気の湿気の影響も受けない・内部の自然素材に呼吸をさせて湿度調節をする、がベストだと思っています。 もちろん、天気の良い日には風が抜けるよう対角線に開口部を設けたり、給気と排気経路の設計等々も重要ですが、一番大事なのは内部環境に対する設計のスタンスかなと思っています。